ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

ドイツのニュース

2005-11-26 00:00:00 | カッチイ’s ジャーナル
ドイツのニュースは、Yahoo!ニュース-ドイツで、チェックする。
各新聞社の報道を、時系列にまとめてあって、一目瞭然、見やすいのだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/germany/
ここのところのトップニュースは、なんたって、正式にメルケル政権が、発足したところだが、「日本人女性、殺人容疑で逮捕」の三面記事的ニュースのほうが、目をひいたりして。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051125-00000068-jij-int

デュッセルドルフに住む日本人女性が、年の離れた夫(46歳)の連れ子を、2歳の男児を旅行用スーツケースの中で窒息死させた容疑で逮捕されたというのだ。

デュッセルドルフは、別名ヤパーニッシュドルフ(日本人村)と言われるくらい、日系企業の駐在員の多く住むところで、お金さえあれば、まったく日本と変わらない生活ができるところだ。夫の会社でのヒエラルキーが、奥さん連中にも、反映されてしまうとか、まことしやかに、駐妻の気の使いようは、喧伝される。この事件は、現地では、日本人社会で、尾ひれはひれついて、噂になっているんだろうな。

昔、歌手の岩崎宏美さんが、○菱商事に勤めるダンナ(財閥の御曹司らしいが、サラリーマンだったのね)が、デュッセルドルフ勤務になったのについてきたけど、まもなく子供を連れて帰って、離婚になったね。

幼児虐待に至ったのは、プライバシーに属することであるが、異国の日本人社会で、ダンナが出かけてしまえば、幼児と取り残され、密室での暴挙が、誰にも、止められなかったのが痛ましい。

たまたま駅で、幼児虐待のポスターを目にしていたので、このニュースが、心に留まったのであるが、自分の子供でも、子育てのなかで、本気で、子供に腹をたて、こぶしを握りたくなるという衝動じたいを、否定することはできないのだろうと思う。しかし、その暴力を振るえば、絶対的に、大人は、力が上なのだ。そこを、どこかわかった上で、手を挙げてしまう卑劣さがある。人間の理性って、何だろうかと思う。


マイちゃん天国へ

2005-11-23 00:00:00 | 徒然草
実家のビーグル犬のマイちゃんが、亡くなった。

もともとは、亡き母の愛犬だった。母が、犬を飼いたいと言った時、私が、耳のたれたワンちゃんが可愛いよとそそのかして、ビーグル犬を飼うことになったのだった。今から、7年くらい前のことかな。

もともとウサギを追っかけたりする狩の犬だそうで、敏しょうで、ちっともじっとしていない。ダックスフンドのように胴長だが、がっしりしているし、チョロチョロ動くお座敷犬とは違い、老夫婦には、だんだん負担になってきていた。母が亡くなった後、私が引き取れればよかったのだけど、マンション暮らしでは、無理だし、兄一家が面倒を見てくれていた。

今年のお正月に、ヘルニアを患って以来、犬ながら、本調子ではなくなっていった。散歩に行っても、駆け回るという元気さは、徐々になくし、ヒョコヒョコした動きになっていった。

最後に会ったのは、1週間ほど前、実家に行って散歩をしたときになってしまった。私が帰るときに、妙に、キャンキャン泣いたことを思い出す。その時の声がまだ耳について離れない。

私になついていたのに、もっと散歩に連れていってあげれば良かったと後悔が残る。「カッチイの写真館」にも、マイちゃんの写真があるが、見るたびに、ちょっとつらい気持ちになる。

合掌。


俳優 吉岡 秀隆

2005-11-20 00:00:00 | この人に萌え萌え!
「キネマ旬報 11月下旬号」は、吉岡秀隆特集だった。

この権威ある映画雑誌で、特集が組まれるのは、ファンとして嬉しい!
やっぱり見てる人は、ちゃんと見てるんだね。
「北の国から」の純くん以降の彼の活躍ぶりを、評価してのことでしょう。

彼のキャリアで、突出しているのは、「北の国から」と「寅さんシリーズ」という長く撮られた作品で、彼の成長に合わせたような若者を、二人も演じ分け、それを見られ続けた役者だということだろう。

しかし思春期にあった彼が、「北の国から」では、女の子を妊娠させてしまって親父と共に謝りに行くシーンを課せられたりするのは、本人として辛かったことに違いない。視聴者は、純君と、吉岡さんを同化させてしまいがちだから、「純くん」と声をかけてしまわれる日々は苦痛だったと、吉岡さん自身が述懐されている。

一方で、由緒正しき山田組や、黒澤明監督の作品に出演し、映画俳優として育てられたことととは、他の誰にもない大きな財産を持つ俳優となった。そして、この2つの作品に出る以外は、マスコミに出ず、普通の若者としての生活を守ったことも、よくある子役の挫折から、免れたことになったのだと思う。

キネマ旬報で「俳優 吉岡秀隆を語る」で、彼を撮ってきた監督たちの言われていることは、共通項があった。

役を、強引に引き寄せて、この僕がという我を出してくる俳優さんの多い中、それと対極にあるのが、吉岡さん。小泉監督いわく、白紙になって役に寄り添える俳優。杉田監督をして「名優」といわしめ、佐々部監督は、「僕は、吉岡秀隆ファン」中江監督にいたっては、「今世紀最後の役者」だからねえ。

演じる役が、はまり役になり、あたり役になるという稀有な役者だ。
それは、多くの役者が望むことではあるだろうが、それを得た者は、重荷を背負うことになるのだろう。出演作を、よくしぼっているから、多作とは言い難いけれど、35歳。これからどう成長していくのか、なんとも楽しみだと思う。山崎監督のような若い監督と仕事をして、コメディセンスが引き出されたのは良かった。とんでもない悪役も見てみたいし、年齢を重ねて、父親役も見てみたいと思う。

音楽活動の方も、自分なりのペースでぜひ。彼の声と、詩は、とてもステキだから。


サイトの方向性

2005-11-19 00:00:00 | ショップ ダンケ
「カッチイのドイツ旅行案内」は、あまり更新できていないが、もちろん続けていくし、サイトの方向は、模索している。

「ショップ・ダンケ」は、リニューアルすることに決定している。これは、プロのWebデザイナーの手を借りることにした。テスト版があがってきたけれど、やっぱり、素人とプロというのは、違うわと実感したしだい。
商品を、際立たせる構成になっている。リニューアル版では、ショッピングカートを導入することにしている。
問題は、写真だな。写真は、やり直さないと常々思っているのだが、なかなか腰が上がらない。

実は、期間限定で、百貨店で、「ショップ・ダンケ」の商品を置いてもらった。Webでの反応と、対面販売とは、違うのが興味深い。
催事に出した商品は、まったくまだ「ショップ ダンケ」には、出していないので、リニューアルのあかつきには、商品構成がかなり変わるはず。

しばらくお待ちください。


Always3丁目の夕日1

2005-11-10 00:00:00 | 映画&ドラマにハマル!
もう、久々の日記というのに、ドイツのことでなくって、ごめんなさい。

やっぱり吉岡さんなんですよ(笑)「Always3丁目の夕日」の映画が、封切られて、評判は上々のようで、にんまり。

「ジョブナイル」「リターナー」の山崎貴監督が、昭和33年代の東京の下町を再現!ということで、何よりこの映画は、注目された。前記2作のように、未来の話で、想像上のことだったら、ファンタジーで逃げられるけれど、ちょっとだけ昔で、その時代に生きた人たちが、観客としてくるのだから、作る側としては、試練だったでしょうね。あんな風でなかったという観客のチェックに耐えうるものを作らなくちゃいけない。山崎貴監督だって、昭和39年生まれだから、当時を知っているわけじゃない。

出来上がったものは、見事に私たちを、昭和33年にタイムスリップさせてくれる仕上がりとなった。私は、だいたいCGやVFXといったものに疎い門外漢なんで、こういう技術が、どれだけ難しいものかということは、さっぱり、わからないのだけれど、画面から、冷たさや人工的な香りを感じなかった。それより、横丁から、魚の焼くにおいや、修理工場の油くささが、漂ってくるよう。

生き生きと、夕日町の個性豊かな住人が、生活しているのに出会えた。原作が、漫画だから、エピソードの積み重ねなんだけど、うまくつなげて、人情話にしたと思う。最近、山崎監督の「リターナー」を見たのだけど、ありえないドンパチの中をくぐりぬけていく金城武に、違和感を感じたものだ。「3丁目の夕日」では、じっくり、俳優の演技を撮ったのが、よかったよね。

泣けるし、笑える。多分、この映画に一番、熱くなれるのが団塊の世代以前の人たちだと思うが、この映画を見て「あの時代はね、お父さんは、こんなことしていたんだよ。」とか、家族で会話がはずむと何より嬉しいと監督は、コメントしていたけれど、映像を見て、それぞれの人の記憶が呼びおこして、語りたくなるようにしちゃうなんて、映像作家の勝利だよね。