なんてハマリやすい性格なのだろう。今年前半は、堤真一さんに、どっぷりだったが、今は、吉岡秀隆さんに夢中。DVD「Drコトー診療所」を買っちゃったよ。DVD特典ディスクを見たかったから(笑)
Drコトーが、はからずも死なせてしまった女子高校生の兄の巽(津田寛治)は、より重症で急を要するとDrコトーの判断により、カラダに、かさが、ささった子供より、優先されて緊急手術を受けて助かる。皮肉にも、妹のケースとまったく逆のケースに自分自身がなったわけだ。(出来すぎているうまい設定だ!)
妹の時の真実は、役立たずの研修医の三上が、患者の手当てができなくて、職場放棄してしまったからなのだが、コトーは、自分の意識のなかで、三上に責任を押し付けようとしたこと自体を問題にして、「あの日の僕は、医者じゃなかった」と言う。
だからこそ、どんな治療にでも、自分が全責任を負わなくてはいけない離島の医師に来たと言うDrコトーに対して、たった一人の妹を失った巽は、さらに言い募る。
「あんたが、人の命に責任を持つというなら、その重さを忘れるな。医者っていうのは、それくらい神聖な仕事であるべきじゃないのか。だから人様に先生と呼ばれるのじゃないのか」
きゃ、普通に聞いたら、あまりに気恥ずかしくなる正論です!吉岡コトーは、何も反論せず、ただ陳謝する。頭を下げているので、目から流れた涙が、まゆに流れていくところを撮ったところは、ベストショットでした。医療過誤の事故の会見のとき、バッタのようにカタチだけ頭を下げる現実の病院関係者の姿と大違い!
ただ、このシーンで、カッチイは、「先生」という言葉に赤面したんだよね。大体、観光業界でトラブルメーカーといえば、センセイと言われる人たち、いわく、医者、政治家、教師、などなど。
吉岡さんは、特典ディスクのインタビューで、先生と呼ばれることについて「照れますよね、もう絶対、なんかもうセンセイなんて呼ばれたくないじゃないですか。なんかあんまりかっこうよくないなと思ってるんで。コトー先生って言われるのはいいんですけどね。先生というだけだと、ちょっと照れくさいし恥ずかしいですよね。」
笑いながら答えていたのだけど、実に、正直で、まっとうな感覚をお持ちです。