ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

マウルタッシェ

2006-09-27 22:08:58 | 食にまつわるネタ

Maultasche06 今回のドイツ旅行で、美味しかったものの一つを挙げてみよう。

ベルリンで、友達と再会したとき、「マウルタッシェの美味しいお店があるのよ。」

と言われて、皆即、行こうに意見が一致。

「マウルタッシェ Maultasche」は、ベルリンでなくて、シュワーベン地方(バーデンヴュルテンブルク州の南西ドイツ)の有名な郷土料理。

パスタ生地に、ひき肉、ほうれん草、パン粉、たまねぎを詰め、パセリや香辛料で味付け。スープに入れる場合もあるけど、今回は、素直にゆでてあるものに、たまねぎの炒めたものがかかっていて、それとサラダの取り合わせ。

マウルタッシェは、イタリア料理のラビオリ、中華料理の餃子、みたいなものかな。残り物を、生地に入れて食べるというのは、どこの国でも、発想としてあったのでしょう。

今回、食べたマウルタッシェ、ドイツ育ちの友達も、私が食べたマウルタッシェのなかでも、最高の出来というものであった。本当に、美味しい。気のいいお兄さんが出てきて、給仕してくれたのだが、彼が、コックさんでもあるという。具の味付けが、濃厚で、パスタ生地のまったりした食感に合う。

サラダも新鮮で、ちょっと酢の利いたポテトサラダは、ドイツだなあと感じさせた。これで、8ユーロ(¥1200)くらいだったと思う。ベルリンは、食べるものは、他の地域より安いみたいね。


ベルリン探索

2006-09-24 16:36:18 | ドイツ・ドイツ

Berlinsep06_2 ドイツから帰国してからの、ベルリン報告である。

9月に1回だけのアップでは、あんまりだよね。思い出しドイツで、ベルリンでの出来事を書いてみる。

ベルリンのおしゃれなスポットを歩き回り、ステキなものを探すハズだった。それは、ハッケシャーホフ(Hackesche Hoefe)界隈でしょうというベルリン在住の友人の勧めに従い、歩き回った。

ここは、メディアにも必ずといっていいほど取り上げられるスポット。一つのビルのなかに、カフェ、レストラン、ショップ、劇場、映画館が入っているマルチカルチャーなコンプレックスなのだ。ホーフといわれる中庭のある構造は、ちょっと隠れ家的要素があって、幾何学的なタイル、窓がアクセントになっている。

最初来たときは、感激したのだが、今は、観光客気分でなく、バイヤーの端くれとして、町歩きをしているから、これくらいの規模のカルチャースポットは、東京なんかじゃ珍しくないんじゃないのって、思ってしまった。ショップの中でも、観光客に人気のショップが、「アンペルマン」

Ampelmann2_1 東西ドイツが統一したとき、信号も統一しようということになって、このちょっとかわいい旧・東ドイツの信号のデザイン・アンペルマン(信号人、この信号の人型の呼び名)を残そうという運動が、東西ドイツから上がり、このデザインは、無事残ることになった。

「信号まで、西のものに変えられちゃうの?」という東ドイツの悲鳴だったとドイツ人の友達は言ってたっけな。。ちょっと太っちょさんで帽子をかぶってるアンペルマンは、ユーモラス。

これをシンボルマークに、商売始めちゃおうとしたヒトは、偉い!Tシャツから、エコバック、キーホルダー、マグカップ、グミと言われる弾力のあるお菓子まで、アンペルマン・グッズを作り、大当たり!

確かにカワイイけど、これは、話題性の勝利だよねえ。ふーん。小売りで、売っているものを、買う気にはならない。

ハッケシャーホフ界隈のローゼンターラー通り(Rosenthaler Str)や、オラーニエンブルグ通り( Oranienburuger Str)が、面白いと聞いたので、足が棒になるまで歩き回った。

でも、結果的には、収穫がなかった。目抜き通りといっても、大阪や東京のファッションスポットのように、お店がダーと連なるということはなく、ポツポツお店があるって感じなんだよね。タイ料理、インド料理、そしてベーグルを売るお店など、インターナショナルな食べ物やさんがあるのは、さすがベルリンとは思ったけど、ショップに、ピクピクと来るところは、なかった。

ベルリン滞在中は、友達のところに泊めてもらった。仕事で、忙しくしているところに、間が悪かったのだけど、それでも、2年前、一緒にエアフルトに、農家滞在の旅行をした友人も集まってくれて、旧交を温めた。

                  

 


フランクフルト見本市

2006-09-01 03:26:49 | ドイツ・ドイツ

Messe_tendence2006 8月の終わりに、フランクフルトである毎年ある雑貨見本市に、「Tendence」に通った。

広い広い会場であるが、「ショップ・ダンケ」で扱うものとなると、ホール3と5と、アクセサリーのホール8くらいになる。

今まで取引のあるところに、挨拶に行き、最新のカタログをもらい、商品説明を受けた。天気が悪かったこともあるが、バイヤーの数が、少ない見本市だと、業者も嘆いていた。

ステンレスのギフト雑貨のロマノフスキー社は、「ショップ・ダンケ」の主力商品なのだが、なにせ、在庫を、たんまり抱えているので、おいそれと買い付けはできない。ここの小物が多かったことが、催事に呼んでもらうきっかけになったのだが、売れるものと、ダメなものがあるのよね。

自分の商品の方向性を決めて、むしろ整理していこうと思っているので、今の商品カテゴリーに入らないものは、買おうとは思わない。そう思うと、魅力的なこれぞと思う商品には、出会えなかった。とにかく、ユーロ対円の相場を考えると、何を見ても高く感じる。

いわゆるエルツの木製おもちゃは、ドイツらしい民芸品と言えるけれど「ショップ・ダンケ」の煙出し人形は、一番クオリティの高いKWO社のものを取り扱っているので、正直高いのデス。でも、人形は、顔だと思うし、ほんわかした太っちょさんのここの人形の表情に、惚れ込んでいる。木目を生かした塗りの美しさ、細やかな細工は、抜きん出ていると思う。でも、煙出し人形は、パイプ人形という人もいて、お香を、人形のお腹にたてて、口から煙を出す人形だという認知度も、まだ高くない。しかし、認知度が、高くなると、大手の業者に、抑えられてしまうしね。

まだ、「ショップ・ダンケ」には、出せていないけれど、ベルリンのビーズ屋さんから買っているアクセサリーは、買い付けた。アクリルやポリエステルで出来た玉を、微妙な色のコンビネーションでつないで、ネックレスにしているところなのだ。ガラス玉を取り入れたもののガラスの出所は、チェコ製だという。東欧の美術展や音楽祭には、ぴったりだわ。

明日から、ベルリンに行く。蚤の市を見てみたい。旧・東ドイツのもののデザイン性を高く評価する雑貨店主も多いが、コンディションの悪いものは、好きではないしなあ。

何に出会えるかは、どうにもわからない。これって、運命だもの。とにかく、晴れであることを祈るばかり。蚤の市は、天気しだい。もう、こんなドイツの夏は、お目にかかったことがないと思うくらい、寒くて雨交じりの毎日だ。