早いもので、母の3回忌を迎える法事があった。旅行中の突然、亡くなったので、誰もが驚いた。私としても、悪い夢を見ているとしか思いようがなかった。その年の暮れるまで3ヶ月ほどが、しんどかったような気がする。
同じ道を帰る家路までの風景が、昨日までと全く違ってみえた。毎日、母のことをぐるぐる考えた。やたらと疲れた。涙が出た。
愛情が深すぎて、おぼれそうなるほどだった。あまりの庇護が負担になる気持ちも正直あった。それでも丸2年経って、母のいない生活というものに、慣れたといえるだろう。親不孝な娘は、どこかに「愛の呪縛」から解放感を感じている瞬間があり、なんてヤツだと戒める気もあるが本当だ。それほど、母の存在感は、大きかった。それでいて「これほど私を、無償に愛してくれる人はいないだろう」ということを痛切に感じている。何があっても最大の味方だった。
母がいなくなった生活に、まだ慣れない人がいる。最も喪失感を感じている父だ。めっきり弱ってしまった。毎日今でも、夢を見るそうだ。ここまで、愛されれば母も女冥利につきるだろう。
私は、母の骨を拾った時、人の命のあまりのはかなさに、打ちのめされた。今の私に、仏事のセレモニーには、あまり興味がもてないのだが、今日の坊主は、ひどかった。あっという間のお経で、そそくさと帰ってしまった。(これって問題発言でしょうね。でも正直な感想だ)
グレートマザー!母は、偉大なり。平凡ながら、誰もが思うことを、私の家に飾られている母の写真に、つぶやくしかない。
同じ道を帰る家路までの風景が、昨日までと全く違ってみえた。毎日、母のことをぐるぐる考えた。やたらと疲れた。涙が出た。
愛情が深すぎて、おぼれそうなるほどだった。あまりの庇護が負担になる気持ちも正直あった。それでも丸2年経って、母のいない生活というものに、慣れたといえるだろう。親不孝な娘は、どこかに「愛の呪縛」から解放感を感じている瞬間があり、なんてヤツだと戒める気もあるが本当だ。それほど、母の存在感は、大きかった。それでいて「これほど私を、無償に愛してくれる人はいないだろう」ということを痛切に感じている。何があっても最大の味方だった。
母がいなくなった生活に、まだ慣れない人がいる。最も喪失感を感じている父だ。めっきり弱ってしまった。毎日今でも、夢を見るそうだ。ここまで、愛されれば母も女冥利につきるだろう。
私は、母の骨を拾った時、人の命のあまりのはかなさに、打ちのめされた。今の私に、仏事のセレモニーには、あまり興味がもてないのだが、今日の坊主は、ひどかった。あっという間のお経で、そそくさと帰ってしまった。(これって問題発言でしょうね。でも正直な感想だ)
グレートマザー!母は、偉大なり。平凡ながら、誰もが思うことを、私の家に飾られている母の写真に、つぶやくしかない。