ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

養生なんだわあ

2004-09-18 00:00:00 | 徒然草

帰国後、怒涛の日々を送っていたら、腰痛が出てきて、何とかやり過ごしていたのだが、どうにもならなくなってきて、病院に行った。ヘルニアっぽいと言われたのが、MRIを撮ったら、「正真正銘のヘルニア」ですという診断が下った。

ああ、今まで遊んできたツケか、何かの天罰かなあ!
それでも立てるし、歩けるし、通院で直しましょうということになったのだけど、ある程度、時間かかりそうだなあ。

ちょっと、張り切りすぎていたのかもね。
あれもやりたい、これもやりたいと思っても、やっぱり健康っていうことが前提よ
ね。ドイツの友達のよく歩く生活を見て、私ももっと、健康的な生活をしなくちゃと思っていた矢先だったんだ。

腰から左足にかけてなんだけど、痛みに波があるのね。
辛いのは、深夜、痛みで起きてしまうことだ。日中動いているときのほうが、まだ気もまぎれて、割にラクで、こうしてパソコンに向かえるときもある。(パソコに向かうのがよくないという最もな意見もある)
いつ痛みがひどくなるのか、びくびくするような気になるんだよね。

どうにか試験期間をやりおえ、山のような採点は、山のまま残っているが、試験休みに入ってくれて、ほっとしている。

とにかく養生するしかないな。コルセットもする羽目になりそうだけど、あれって、きつそう。ダイエットにはなるかもしれないけど。やれやれだわ。

ちょっと、左足と右足の調子が違うので、なんでもない道で、足がよろめいたりする。ゆっくり歩くようにして、階段とかは、気をつけなくちゃね。
スローライフの秋だわ。お出かけもパスだなあ。

こんな個人的なことを書くのは、気もひけるけど、まあ更新が進まない言い訳(笑)として、書いてしまいます。


日本モード

2004-09-11 00:00:00 | 徒然草

楽しかったドイツの夏から帰って、またたくまに現実に引き戻され、学校の仕事に突入した。来週が期末試験なんで、久しぶりに学校に来た学生を叱咤激励し、試験までの範囲を詰め込み、ついでにヤマまで伝授した。「ショップ・ダンケ」の発送も重なり、ドイツからの荷物が、山積みのまま怒涛の日々だった。やっと週末になって一息ついている。

ドイツでは、旧友との再会を喜び、ネット友達や観光業界で働く友達との友情も深めることができたことは、本当に嬉しい。ダーリンとは、お出かけするヒマもなかったが、狭いキッチンで、うだうだ酒盛りをしたのが楽しかったわね。彼は、タバコを減らすこと、私は、体重を減らすこと(笑)が、お互いの課題として約束した。今度会うときが楽しみ(爆)

ドイツでは、友達を訪ねて、客人として、リラックスして気持ちよく過ごさせてもらった。カッチイのドイツの友達は、シングルが多いのだが、それぞれ自分のスタイルを持って、合理的にステキに暮らしているので、大いに刺激になる。まあ、住環境に関しては、ドイツは、どうしたって恵まれているわね。

日本に帰ってきて、自分のうちに戻ってきたら、すぐテレビをつけて、クーラーをつけて、ごろんとなって麦茶を飲む。という日本モードにたちまち戻る。それはそれで落ち着くのだ。日本の忙しい日常は、根本的には、私に合っているのかもしれない。
ただ、帰国していつも思うことなのだが、テレビは、バラエティ番組は、かしましくうるさく、見るに耐えないと思ってしまって、スイッチを切ってしまう。

今回そんなにきついスケジュールで動いたわけでないのに、ドイツ滞在中、2度ほどノビてしまったし、帰国後も、腰痛が出たりで、体力の衰えは、いかんともしがたい。気をつけないといけないよね。

日本に戻ってからの年月のほうが、ドイツで過ごした8年の年月より、先ごろ超えつつある。ここ数年は、毎年1度は、ドイツを訪れているから、ドイツの空間に突如帰っても、違和感が少なくなってもいる。しかし、いつも新鮮な驚きをもってドイツに向かい合いたいとも思う。ドイツの何を?というのが自分に突きつけられた問題だったが、それには明快に答えよう。ドイツのツーリズムが、私の関心事なのだ。ドイツに暮らし、日本に戻った私に見えてくる視点があるはずだ。


ドイツ農家滞在3

2004-09-10 00:00:00 | ドイツ・ドイツ

彼女が、自分のプライベートなことまで、オープンに話すんで驚いてしまったが、旧・東ドイツの人は、そんなひとが、けっこういると友達は言っていた。私には、統一して、西のツーリズムの考え方が入ってきて、感化され、自立していったドイツ女性の生き方のモデルを見た思いであった。

彼女は、自分で言っていたが、食事を作ったり、ベッドメーキングをするといった民宿のおかみさん業は、好きなわけでない。結婚前は、保険会社のセールスウーマンだったというのも、さもありなんという感じのバリバリのキャリア志向なんである。それはけっこうだが、観光業界に生息してきた私の目から見ると、このペンションのサービスのレベルは高くない。

まず初日、疲れていた私たちは、このペンションで、夕飯を取ったのだが、食事を持ってくるのに、1時間以上かかった。

ペンションのオヤジさんの方は、ビールを注ぐのに、客としゃべりながらで、他の客を待たしても平気。石鹸がないから貸してくれと頼んだら、「ここはホテルじゃないんだ」とわめく始末で、閉口した。

部屋の電球は、ひとつあればいいだろうというのか、2つのソケットのうち1つしかなかったし、ベッドカバーも、ツインでばらばら。クッションも、そこらのを寄せ集めてきたという感じだった。フェーリエンボーヌング(滞在型コンドミニアム)に入っている家具のレベルは高いので、差を感じてしまった。
連泊したが、1部屋は、タオルを毎日は取り替えてくれなかった。

何せ超格安だから仕方ないのだが、いわゆるユースホステルに毛が生えた程度のサービスだということだ。娘さんは、おっとりしてて感じはいいが、接客業のプロという感じではない。おせっかいだが、都会のホテルなんかで、修行してきたらいいのにと思ってしまった。ホテル学科の担任の老婆心かしらね。

私は、農家滞在が、日本のお客さんにも喜ばれるといいなと思ったのだが、たとえばデュッセルドルフやフランクフルトの駐在家族が来るとは考えにくい。私たちのようなドイツの普通の生活を知っている人たちじゃないと気楽に来ようという気にはなれないだろう。

バイエルン州などの、西側の州では、グリーンツーリズムの歴史も長く、状況は違ったかもしれない。

ツーリズムの観点からは、辛口の評価になってしまうが、私たち4人が、エンジョイしたことは、強調しておきたい。