「Drコトー診療所2006」が、始まるのを、指折り数える毎日だ。それで、フジテレビのドラマの番宣番組として7日に、「笑っていいとも!2006秋の祭典SP!」も、見たのだけど、これって、いいとも?
「Drコトー診療所」は、なんとスタジオに出演者は3人のみ。こういう時の盛り上げ役の泉谷しげるさんと、筧利夫さんと、堺雅人さんは、頑張ってくれたよ。でも、クイズ番組の出題と回答するゲームには、圧倒的に不利 っつうか、3人では、ゲームになるのがギリギリ!
主役の吉岡くんは、与那国からの中継で映った。彼の顔を見て、「あ、コトー先生がいる」と思った人は、多かったに違いない。白衣を着た吉岡コトーは、スタジオの騒々しさとは、ずれた感じで、つつましく微笑んでいる。この人特有の柔らかな空気感をまとっていて、これって、オーラでしょ。
何か言ってくれるかなあと待っていたのに、おばかな女子アナの段取りの悪さのおかげで、吉岡さんは、一言も話せずじまい。主演俳優に、マイクを向けないなんて、めちゃくちゃ失礼!
さらに、東京から、与那国という距離のせいか、電波が遠くて、昔の国際電話みたいな状況みたいだったのだろう。それをわかりながら、スタジオの若手芸人たちは、しゃべらなかった吉岡さんに、ブーイング。(のようにカッチイには見えた)タモリも、中居くんも、あきれ気味で、フォローはしなかった。
「オイ、吉岡、お高くとまってんじゃないよ、何か言えよ」「お前だけ特別扱いか?」という嫉妬を感じたわ。だって、安手の芸人は、ちょっとでも自分にスポットの当たる時間をもらおうと番組内でも、躍起になっているわけで。(ゆえに、この番組は、くだらない)
普通は、主役俳優が、アーチェリーに、トライしないといけない場面も、新人看護婦役の蒼井ミナちゃんが代打。吉岡さんは、撮影のために、「いなくなっちゃいました」(女子アナの弁)
中江監督が、吉岡さんを、撮影に連れ去ったのは、正解だった。コトーのイメージを、守るには、アーチェリーなんかさせちゃいけません。(本当は、見たかったけど)オバカな番宣番組に協力するより、ドラマの撮影にかけるのが、仕事人ってもんです。
でも、吉岡くんの、あのオトボケぶりでは、バラエティ番組出演は、限りなく遠くなったことには違いない。
この人って、やっぱり素でも独特。かばってあげらずにはいられない(爆)雰囲気があるのね。ちょっと年上の出演者、筧さんや時任さんが、彼を盛り立て、年長者の泉谷さんや小林薫さんたちが、彼を支えているチームワークが、よく伝わってくる。
今週の木曜ね。初回を楽しみに待ちましょう。
まあ、そういう世界です芸能界は。自分以外はみんな敵みたいな世界やからね。もっとも、その若手芸人達、番組後にタモリや中居君から手厳しく叱られてるかも。
吉岡君も、しょーもない質問振られなくてよかったのかもしれませんよ。生前の渥美さんは、そういうことで散々苦しんだから、芸能人の友達はほとんどいなくて、普通の一般人ばかりとつきあったそうです。