衛気にはいろいろな機能があります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:04
★体表を保護して邪気の侵入を防ぐ。
★皮膚や体毛を潤してツヤやハリを与える。
★発汗を調節し、体温調節や発汗による邪気の除去を助ける。
★臓腑を温め、体温を維持する。
#衛気の作用
ここでいう邪気とは、風・気圧・湿度・温度などが原因の異常な気候変化や、外的環境から受ける悪影響をいいます。これらの影響を受けないよう衛気が体表を保護し、影響があった時には邪気と戦って追い出しています。いわば城壁の門番。城壁の開閉と… twitter.com/i/web/status/9…
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:09
お肌のツヤやハリが低下すると、血液や潤いの不足を考えがちですが、実は衛気不足によるものも多く見られます。かぜや病気の時などに、皮膚の色が黄色っぽいか白芍っぽくてツヤがなく、むくみはないけどなでると弾力なく感じるのは、正に衛気不足が原因です。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:13
体内に余分な熱が籠もると、人間は発汗によって熱を体外に放出し、体温を正常に保ちます。反対に。寒くなると体表は閉じて汗は出なくなります。これも衛気が汗腺を調節しているから。寒さが原因のかぜの初期、葛根湯を飲んで発汗するとたちどころに治りますが、これも衛気のフォローがあってこそです。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:16
衛気には腎の熱エネルギーが含まれています。ということは温性のエネルギーということ。へびやとかげのように、外界の温度に左右されないのは、このお陰です。低体温の人は衛気不足を伴うこともよくあります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:18
今年はヒノキ花粉が例年の400倍だとかで、新たに花粉症デビューした、という話をよく耳にしますが、そもそも花粉の飛散が増えても発症する人と、そうでない人がいるのはなぜ?
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 19:39
これが体表のバリア・衛気(えき)が充分に機能しているか、どうかの違いです。
衛気は、飲食物から脾で作られたエネルギーと、腎の熱エネルギーから作られ、皮膚や体毛など体表を主る肺によって全身に運搬されています。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 19:47
衛気=水穀精微※+腎中の陽気
※飲食物の栄養物質の濁
肺が上部や表面に栄養物質をシャワーのよう… twitter.com/i/web/status/9…
脾が元気だと飲食物から充分な原料を供給できます。腎の熱エネルギーは、両親から受精時にもらった有限の生命エネルギーから作られます。もらいもののエネルギーは有限なので、これは脾が飲食物から補っています。先天的な虚弱体質、脾胃虚弱、無理な食事制限、体に合わない食餌は衛気不足の原因に。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 19:50
両親からのもらいものがちょっと足りなかったり、小さい頃に高熱を出したり、大病に罹ったりすると腎の生命エネルギーの不足が起こり、幼少期からのアレルギー体質、アトピー性皮膚炎、小児喘息などの症状が現れやすくなります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 19:53
もらいものの生命エネルギーは、脾で充分補っていても、加齢に伴い減少してゆきます。このエネルギーは生殖とも関係があるため、男女問わず更年期頃からぐぐっと減少傾向に。過労、心労、ストレス、慢性疾患、急逝疾患なども脾や腎を傷つけ、衛気の原料不足を引き起こします。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 19:55
肺は清浄なものを好む臓腑なので、大気汚染、喫煙や煙草の副流煙などの長期間の暴露は肺の機能失調の原因となります。また。乾燥も嫌うので秋冬に加湿を怠ることで春に肺の機能低下が起こることもあります。かぜの後咳が長引く咳喘息や呼吸器疾患も同様です。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:00
憂いや悲しみは肺の機能失調の原因となります。クヨクヨ、めそめそしていると肺はダメージを受けます。ストレスも二次的に肺を傷つけます。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:01
夜行性でない人間は、自然界の陽気が上昇する朝、自分の陽気(エネルギーや熱エネルギー)も上昇して覚醒します。現代医学的にいうと、覚醒より前に交感神経が優位になって、体温や心拍、脈拍などを亢進させ、精神も身体もスッキリ覚醒するようコントロールしています。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:22
中医学の基礎となる陰陽論で考えると、陽の時間である日中は活発に行動する時間で、体内の陽気が充実していればスッキリと目覚めることができます。しかし。人体の陽気の不足があると、寝不足ぢゃないのに目が覚めない、目は覚めるけど体が動かない、起き出すまでに時間が掛かるなどの状態に。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:26
それでも起きないといけないので、起きるために陽気を使うと、衛気に回すはずだった陽気が不足してしまいます。なおかつ。朝は前日から何時間も食べてない状態で、脾からのエネルギーの供給もストップ。体表のバリアはうっす~い状態で、ちょっとした気温差や空気の流れにも敏感に反応してしまいます。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:28
これを最初に受けるのが肺です。肺為華蓋(肺は華蓋を為す)。という表現があります。華蓋とは古代中国で、貴人の車に差し掛けた日除け、風除け、埃除けの驕奢な傘のことです。肺は体表を司るためイチバン先に邪気を受けます。ところで。肺は呼吸器とも密接に関係しています。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:31
肺が体表&呼吸器と関連があるため、体表から受けた邪気の影響は呼吸器にも現れます。これが。朝起き抜けのくしゃみ、サラぽた鼻水、鼻づまり、鼻かゆかゆ、のどかゆかゆです。皮膚に出ると、ぞわぞわする違和感やかゆみになります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:33
朝の身支度をするなど動き出すと、各種臓腑や器官の機能がUPして巡り出します。ごはんを食べると脾からエネルギーが供給されます。で。出掛ける頃には諸症とも治まって、外出しても、風に当たっても、その後は大丈夫という寸法。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年4月10日 - 20:35
あおぞら市、はじまってまーす。
— あおぞら財団 (@aozorazaidan) 2018年4月11日 - 10:58
今日はお店がたくさんありますよ。
モッコウバラがちらほら咲き掛けています。
aozora.or.jp/archives/30688
#おもろいわ西淀川
【薄味でも美味しく食べられるコツ】
— 漢方の後楽堂@東京 (@kanpokourakudo) 2018年4月11日 - 13:51
『多酢少塩』
塩味を控えて、酸味をきかせる
『多辣少甘』
甘みを控えて、辛味を少しをきかせる
塩を減らして酢を多めに使い、砂糖を控えて香辛料や香りのよい薬味でアクセントをつけると素材の美味し… twitter.com/i/web/status/9…
【スーパーの食材で手軽に食養生🍀】
— 漢方の後楽堂@東京 (@kanpokourakudo) 2018年4月6日 - 12:37
今回はほうれん草に注目☝
涼性で体にこもった熱を鎮め、血のバランス調整と津液を補うので全身の乾燥症状や目の疲れ、めまい、生理不順の改善に。ストレス過多や便秘にもおすすめ。根元にも栄養があり、赤い… twitter.com/i/web/status/9…
【スーパーの食材で手軽に食養生🍀】
— 漢方の後楽堂@東京 (@kanpokourakudo) 2018年4月6日 - 12:41
今回は小松菜に注目☝
涼性で体を冷やす作用があり、イライラ、発熱、口の渇き、潤い不足が原因で起こるほてり、辛い料理を食べすぎたときなど熱を伴う症状の改善に。またこれから新生活でのストレスで滞った… twitter.com/i/web/status/9…
【スーパーの食材で手軽に食養生🍀】
— 漢方の後楽堂@東京 (@kanpokourakudo) 2018年3月24日 - 11:13
今回はライチに注目☝
温性で胃腸の機能を高め血を補ってくれるので貧血、不眠、肌荒れによいでしょう。また津液を補い、気の流れも整え渇きや乾燥、吐き気やお腹の張りにも◎
豊かな香りと風味があり、ライ… twitter.com/i/web/status/9…
【今日はチョット薬膳🌸】
— 漢方の後楽堂@東京 (@kanpokourakudo) 2018年3月24日 - 14:03
松の実について🌿
別名「海松子(かいしょうし)」と呼ばれ、料理やケーキなど色々な料理に使いやすい生薬。
温性で肺と腸を潤す作用があり、から咳、肺の乾燥、便秘などに。体に水分が溜まりやすい体質の方は常食は避… twitter.com/i/web/status/9…