〝日本の住まいを「消費型」から「循環型」へ〟と『EVERLOOP(エバーループ)』と名付けられた、積水ハウスの買取再生住宅。
積水ハウスで建てた戸建住宅とアパートを、オーナーが売却する際に積水ハウスが買取ってリフォーム再生し
再分譲販売するシステム。販売後は10年間保証(構造・防水)も付けてアフターサービスする。
昨年3月の事業化発表後、ストック事業部として組織化され1月までの実績は
買取契約94件→再生販売物件11物件→売却契約3件ということであるが
事業2年目となる今期の買取目標は600件、販売は234件を目標としている。
今回、再生した買取戸建住宅が公開された。立地は神奈川県の小田急「秦野」駅から車で10分ほどの住宅地。
1987年に建築された築20年の2階建て、敷地155.44㎡・延床108.83㎡。 (キッチンカウンター越しで記者説明会)
再生リフォームは、次世代省エネルギー基準をクリアする断熱性能にペアガラス化などが行われ床暖房も追加、
間取りは2階LDKだったものを1階LDKへと大胆なレイアウト変更。駐車場も1台から2台へ増設。
外壁はセラミックのパネルに、屋根は元の屋根カラーベストの上から金属瓦を重ねて葺いた形。
このシステムのポイントは、買取価格の査定が従来の不動産業界の査定方法(建物価格は20年で10%に)と違う点。
再生住宅として幾らで販売できるか、を前提に土地価格・リフォーム費用・諸経費を引いた価格で算出する。
市場での流通価値をベースにするわけだが、だいたい新築物件と中古物件の間を想定されている。
見学した物件では、新築物件で5500万円と想定し再生住宅の価格は4580万円。
(土地価格2350万円・リフォーム費用1500万円を引くと、約730万円から諸経費を引いた価格が建物買取り価格)
利益率を10%以下とすれば、買取価格としては従来査定方法より少々プラスになりそうだ。
積水ハウスとしては買取価格以外に、建築時に〝永~く最後までお付き合い〟がアピールできる企業価値につながりそう。
積和不動産に査定依頼する積水ハウス物件は年に約1200件→仲介依頼約650件→売却約480件
その他の業者を含めた市場で取引された積水ハウス物件は約3000件/年あるようで、その半分を買取再生システムで分譲してゆくのが目標ということだ。
自社物件だけで、これだけのマーケット規模になるのは長らく業界NO.1で総供給戸数が190万戸近くある積水ハウスならでは。
買取るという手法でリスクも取って積極的にストック住宅への取り組みをリードする。
私としては『EVERLOOP(エバーループ)』はじめストック住宅に対する消費者の反応に注目して行きたい。
積水ハウスで建てた戸建住宅とアパートを、オーナーが売却する際に積水ハウスが買取ってリフォーム再生し
再分譲販売するシステム。販売後は10年間保証(構造・防水)も付けてアフターサービスする。
昨年3月の事業化発表後、ストック事業部として組織化され1月までの実績は
買取契約94件→再生販売物件11物件→売却契約3件ということであるが
事業2年目となる今期の買取目標は600件、販売は234件を目標としている。
今回、再生した買取戸建住宅が公開された。立地は神奈川県の小田急「秦野」駅から車で10分ほどの住宅地。
1987年に建築された築20年の2階建て、敷地155.44㎡・延床108.83㎡。 (キッチンカウンター越しで記者説明会)
再生リフォームは、次世代省エネルギー基準をクリアする断熱性能にペアガラス化などが行われ床暖房も追加、
間取りは2階LDKだったものを1階LDKへと大胆なレイアウト変更。駐車場も1台から2台へ増設。
外壁はセラミックのパネルに、屋根は元の屋根カラーベストの上から金属瓦を重ねて葺いた形。
このシステムのポイントは、買取価格の査定が従来の不動産業界の査定方法(建物価格は20年で10%に)と違う点。
再生住宅として幾らで販売できるか、を前提に土地価格・リフォーム費用・諸経費を引いた価格で算出する。
市場での流通価値をベースにするわけだが、だいたい新築物件と中古物件の間を想定されている。
見学した物件では、新築物件で5500万円と想定し再生住宅の価格は4580万円。
(土地価格2350万円・リフォーム費用1500万円を引くと、約730万円から諸経費を引いた価格が建物買取り価格)
利益率を10%以下とすれば、買取価格としては従来査定方法より少々プラスになりそうだ。
積水ハウスとしては買取価格以外に、建築時に〝永~く最後までお付き合い〟がアピールできる企業価値につながりそう。
積和不動産に査定依頼する積水ハウス物件は年に約1200件→仲介依頼約650件→売却約480件
その他の業者を含めた市場で取引された積水ハウス物件は約3000件/年あるようで、その半分を買取再生システムで分譲してゆくのが目標ということだ。
自社物件だけで、これだけのマーケット規模になるのは長らく業界NO.1で総供給戸数が190万戸近くある積水ハウスならでは。
買取るという手法でリスクも取って積極的にストック住宅への取り組みをリードする。
私としては『EVERLOOP(エバーループ)』はじめストック住宅に対する消費者の反応に注目して行きたい。