VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

土屋ツーバイホーム[NetーZERO]

2008年06月26日 | 住宅業界
今回の北海道出張の目的は、土屋ツーバイホームの[スーパーE・ネットゼロエネルギーハウス]現場見学会。
札幌市手稲区の「明日風のまち」という分譲地にやってきた。ナント、土地の坪単価は約14万円!

そこに、カナダ仕様の省エネ住宅『スーパーEハウス』をさらにグレードUpし、年間使用エネルギー収支ゼロを実現したというモデル。

洞爺湖で開催される環境サミットG8を前に、ご当地北海道で「環境保全に対して住宅ができる現在の回答」と工藤社長(左)。

カナダメーカーの設備を中心に、エネルギー自給の為の装備が並ぶ。これが地中熱ヒートポンプ。
冬は暖房に、夏は冷房に
冷蔵庫の断熱材を応用した真空断熱材(松下電器の開発でエコキュートにも使われている) 屋根裏も敷き詰められ銀色に。

左は温排水熱回収システム、家庭で使用した温水の排熱で水道水を予熱する
右は、アイシネン社の吹き付け型発泡断熱材。気密性はスゴそうだが充填施工に3日かかるのが課題か。 
 液体を吹付けると100倍に発砲する、面白い!
パンフレットの表記では、[ネットゼロ住宅]の年間消費エネルギーが10147Kwh/y(次世代省エネ住宅で27782Kwh/y)。
Q値=0.75、C値=0.5と言う試算。(スーパーEハウスでは各邸別、竣工後に実測し認定される)
その消費エネルギーを太陽光発電(7.8kw)・ソーラー温水パネル等で賄う。

約5200万円(土地込)、建物価格約4100万円の内、[NetーZERO]仕様部分がプラス約1100万円という。
その分をエネルギーのランニングコストでペイするには、何年かかるのか? 環境住宅とは、そういう採算性の問題で無いことも理解するが・・・
 
丁度、取材に来ていたNHK、札幌放送局のアナウンサーにVivien研究員はインタビューを受けた!
「ご覧になった感想は?売れるでしょうか?」などと質問され、夕方のニュースで流れるという話であったがどうなった事やら。

洞爺湖サミット開催が迫り、住宅業界からも各社の省エネ住宅や環境への取り組みが次々と発表されている。
土屋ツーバイホームの[NetーZEROハウス]は実験住宅ではなく、分譲住宅として建てた北海道ならではのチェレンジャブルなケースである。

帰りに、札幌駅前のビルにある[札幌ラーメン共和国]の中で、札幌出身のリクルートの川上くんに「けやき」へ連れて行ってもらった。
  
濃厚な豚骨味噌らーめんを満喫!(実は、新横浜のラーメン博物館にも入っているらしい・・・)


2 コメント

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放送されませんでした (武藤です)
2008-07-08 16:30:52
当日NHKのニュイースは18時台と20時台の2回も放送されましたが、インタビューはカットされていました。藤井さんが道内でデビューかと思いましたが残念です。おかげ様で、この物件は商談があります。完成前に売れるかも?また同じ仕様で検討したいお客様が2件もありました(いずれも医者です)。今回の物件は、何を訴えたいか解りやすいのが良かったようです。
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残念・・・ (Vivien研究員)
2008-07-08 22:59:14
ご連絡を有難うございます。
そうですか残念・・・コメントのノリが悪かったんですかねぇ。
でもニュース性の高い事業に挑戦されると、無料で広宣ができて且つ企業イメージも上がるので一挙両得!
北海道から省エネ住宅旋風を日本全国に吹かせてください。

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