VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

業績予想修正のダイワハウス、中間決算

2009年11月11日 | 住宅業界
5月の決算発表時に公表した業績予想から、通期の営業利益が37.8%も上ブレする為
修正発表を行った大和ハウス工業の中間決算説明会。村上社長(右)はじめ樋口会長ほか役員が並ぶ。 
 @飯田橋の東京支社にて
通期の売上はほぼ予測通りなので利益が大きく改善するのは、原価の低減と経費削減(▲119億)によるもの。
 
住宅事業においては営業力強化によって値引きが少なくなったのも成果と。
下期も経営体質強化を図りながら、環境事業・ストック事業・医療介護施設に力を入れる。
ストック事業では9月に子会社化したコスモスライフのマンション管理による売上160億円・営業利益7億円も下期から反映される。
中国事業は大連でのマンション開発に続き、独資による蘇州プロジェクトなど2000戸以上の規模で予定されている。
「10年くらいで3000億円の事業規模にしたい」と樋口会長。  説明会後の懇親会にて
   綺麗どころで社長を囲む?
村上社長は「コスト削減で厳しい時だから26ヵ所の出先回りをした」と現場とのコミニュケーションに注力。
“住宅販売に奇策は無い”と営業現場の踏ん張りに期待を込められた。

今回は翌日に改めて、業界紙向けに個別ミーティングも設けて下さった。
こちらでは樋口会長が住宅事業について各論で質疑応答。
「新設着工は50-60万戸になるのも遠くない」と前置きし、その中でシェアを上げる戦略を取ると。(ダイワのシェアは約4%)
 
新規事業については、‘ダイワハウス塾’から人材を育て事業を担当させるケースも生まれているようだ。
中国、リチウムイオン電池、ロボット、LED照明・・・次は農業の工業化と住宅関連に止まらない発想、
石橋信夫オーナーのDNAが息づいているようである。(支社玄関ホールの銅像) 


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