クリナップの新商品

クリナップ社のシステムキッチン「Ｓ．Ｓ．」と「クリンレディ」が全面リニューアル。
　
‘システムキッチン’という名を世に出し(1973年）キッチン業界では歴史有るクリナップも厳しい商況、
住宅設備会社の提携・統合が進む中で、「キッチン専業会社として貫く」と井上社長（右）。
この新商品の売れ行きに社運を賭ける思いが伝わる。

商品のコンセプトは、『おいしい時間（とき）を育むよろこび』。
　クリンレディのオープンキッチン

この背景にある日本の食卓が、小学生の朝食絵画調査で紹介された。
　
この絵にある現状をキッチン（ハード）だけで解決するには難しいものがあるが、

「クリンレディ」（61.8万円～）では“家族のうれしい笑顔が、毎日育つ”
「Ｓ．Ｓ．」（95.1万円～）では“料理をつくるよろこび”、をテーマに開発されたということ。

新機能として、乾燥機能付【ドライキャビネット（左）】や【ツールキャビネット（中）】などがあったが
　　
中でも注目されるのが【洗エールレンジフード（右）】。タンクに‘ぬるま湯’を入れるだけでフィルターを自動洗浄する！
松下エコシステムとの共同開発で業界初。（写真は前面をオープンしている状態）
主婦が苦手なフィルター掃除が、このフード約４万円Ｕｐで片付くなんて・・・かなり嬉しい機能。

その他の展示では、ホルムアルデヒド放散量「ゼロ」のオールステンレスキッチンや、半透明ガラスの高級感あるキャビネットも。
　　AllAboutの[キッチン]ガイド黒田秀雄さんと。　　

また興味深かったのは、20年のサポート体制。3年後の点検は無料（S.S.のみ）、その後の5年毎も3000円の年会費で実施。
パーツの不具合って３年くらいから始まるんですよね～　ウチでもソープポンプとか、シャワー切替とか。

「これもキッチン専業メーカーだからできる事」と、開発からメンテナンスまで他社との差別化に気合を感じる発表会だった。
９月にはショールームでキッチンフェアが開催されるということだ。