Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

夢積工房の漆器

2018-05-13 23:39:25 | エキチカの漆市

安代漆工技術研究センターを終了後、秋田にて活動を行う夢積工房高橋睦氏。

多くのラインアップを持ち、メーカーとして形を持った製作販売をされています。

一回目、二回目に続き、今回も展示販売の予定です。

 

以下はエキチカの漆市では初めて取り扱う商品です。

 

多彩な模様・彩りの箸。隙のない仕上がり

 

 

 

 

フリーカップ。手になじむサイズ感。

見事なグラデーションで、私の撮影機材では階調が足りません・・・

底面は絞加工+ウサギのマーク

 

 

こちらは子供椀。個性的な模様です。

 

ほかにも多くの夢積工房作品並びます。

 

「第3回エキチカの漆市」5月17~21日

盛岡駅フェザンおでんせ館BF カワトクキューブミニ特設会場

お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

 


大きな漆器

2018-05-13 15:19:55 | エキチカの漆市

岩手県紫波町の作家内記友和氏。

前回、前々回の漆市でも様々出品していただきました。

上画像のCONE、DOMEが代表作(日本クラフト展入選)。とくにDOMEは持った時のバランスが絶妙

安代漆工技術センターでの研修中から向上心・着眼点の妙、目立っていました。

 上画像は前回の漆市出品の「大鉢」今回も出品予定

この大きさの漆器の製作は難しく・・・

まず素材となる木地の製作

広面積をムラなく塗る技術

「大きな無垢の木材に刷毛を使ってムラなく平滑に漆を塗る」という難しさ

大きさは上記画像くらい。

現代、この大きさものであれば、合成樹脂の射出成形+スプレー塗装で作るのが一般的でしょうか

使用する国産漆の量も多く、練習することすら覚悟のいることだったと思います。

 

「大鉢」で驚いていたのですが、今回さらに大きな「大盆」を出品・・・

さらに大きい・・・

現在このクオリティーで、

この大きさの「花塗り(塗面を加工しない塗ったままの仕上げ)」の技術を持った塗師が何人いるのだろう

 今月17日からの第3回エキチカの漆器市で展示販売いたします。

 

「第3回エキチカの漆市」5月17~21日

盛岡駅フェザンおでんせ館BF カワトクキューブミニ特設会場

お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください

 


「こもり椀」

2018-05-10 12:51:07 | エキチカの漆市

八幡平市漆工技術センターで二年の研修を終え、

その後製作販売の研修を一年行った作家佐々木春奈氏の「こもり椀」

設計・塗り、ともに氏によるもの

 

最大の特徴は、その野望感。

漆塗りには厳しい(塗りにくい)椀の形状。急な立ち上がり、底部のエッジ

私(稲垣)ならばこれは作れないだろうなあ

椀の形に自分の技術を高めた印象

気合いと技術の詰まった一品で、手にしたときの存在感はとても大きいです

少量ですが、17日からの第3回エキチカの漆市で販売の予定です。

「第3回エキチカの漆市」5月17~21日

盛岡駅フェザンおでんせ館BF カワトクキューブミニ特設会場

お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください