横浜ウッドの木のマグカップ。摺り漆6回。木目を楽しむ器。把手が無いから少し大柄な湯呑みたいにも見えますよね。
世界を見渡すと、把手が無い器で飲み物を飲む国は意外と少ないと聞いたことがあります。
日本人は食事も器を手に持って食べる習慣だし、私達には当たり前なことなのですが、西洋人にすると食器に口をつけて直に飲む姿はちょっと品が無いように思え、違和感あった模様。
熱さがダイレクトに伝わる陶器は、江戸後期にやっと庶民の間には普及。それまでは庶民の器は木の器。木は天然の断熱材、熱い汁ものが入っていても、お椀はほんのり温かいレベル。
日本人は指先が感じる温かさも、美味しいに紐づける感性を持つようになりました。
漆は、不思議な素材で、見た目がツルピカに光っていても、滑りにくいです。陶器やプラスチックだと滑るような場面でも、グリップ感しっかりで落とすことはございません。
小さなお子様や、握力が落ちて来たお年寄り、加減を間違えて落としてびっくりすることが減ります(断言
そして、これから寒くなる季節。すぐに飲み物が冷えるのも不便。木のカップなら、断熱効果で温かさ長持ちです。
年上の方への贈り物を用意しなくちゃとなったら、思い出してくださいね
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