零工芸の両面おろし金、零おろし。
表面のこの粗い目起こし、強そう。
竹の鬼おろしのざっくり感と金属のおろし金の軽くおろせる作業性を合体させた名品。
厚手の地金は銅、そこに錫引き。錫引きとは、溶けた錫を塗りつけるコーティングで、メッキより塗膜が厚く丈夫。食材へ金気が移らぬための塗膜にもなります。
どうも、錫引きを調べると、銅の緑青が体に毒と思われていた時代に出来た法律が残っていて、食事に使う銅製品は錫メッキ、錫引きするように決められているようです。あらあら。
表は鬼おろしのようにざっくり粗く、裏は薬味おろしの細かさ。よくある両面おろし金より、目の粗さの違いが際立っているので、使い分けハッキリで両面使いの意味がちゃんとあるおろし金。
地金が厚いので持った時のグリップ感、作業中の安定感が素晴らしいおろし金。
樹脂製やセラミック製の細かい歯でおろした大根おろしは、水気が多くなりがち。鬼おろしの方は水気を逃さずふんわりしているといえばその通り。
でも鬼おろしは使う時にコツと加減がいる道具。少量おろすにも材料は大きめに用意しないといけないし。
零おろしは両方の良さを兼ね備え、作業性も良し。
伝統工芸の中には、一生ものという売り文句のものがありますが、本当の意味で一生ものは、実はそれほど無いと思っています。
その点で、鉄瓶やおろし金、金属製で老若男女問わず生活で使う場面が多い用途のものは、ほんとのほんとに一生使える一生ものと言えるかと。
名入れも承ります。
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