まだ一週間にもならないけれど、
何とかやっていけそうな気がする。
ブラックコーヒーを飲みながら
変えられるのは
自分しかないのだと。
学生時代の四年生のこの時期は
弟は就職が決まって島に帰っていたので
アパートの独り暮らしだった。
卒論に取り掛かっていただろうか・・・。
話し相手がいないので、
多摩川べりを散歩したり
読書に音楽三昧。
孤独に耐えられなくて
別れたはずの彼女に電話したら会ってくれるという。
彼氏ができた様子だった。
その日をきっかけに
何度か会って自分の将来のことを語ったが
その時に語った夢のほとんどが実現できたと思う。
老後のことは
そのころは考えていなかった。
役場に勤め、農家を継ぎ、
お墓を守ることが私のその時の道しるべだった。
その通りになっている。
彼女と別れた時のような気持ちで
新しい道に踏み出そう。
羽田から飛び立ったように、
与論空港から
あの世の世界に通じる」空に向かって飛び出そう。
一歩
今日の機内で考える。
僕の道。