モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

微笑みのScherri

2019-12-19 23:48:35 | 今日を旅する
微笑みのScherri!

 私が、Scherriを知ったのは、この地で留学を始めて、1年が経ち、2年目に入った頃だったと思います。

 それは、こちらのテレビ局9Nineのニュース番組でした。
 彼女は、Weathercasterで(日本で言えば お天気お姉さんか)、PM4時からと6時からのニュース番組に月曜から金曜にかけて、出ていました。

 私は、なぜか彼女の笑い顔に惹かれ、いつしかそれを見るのが、楽しみとなり、日課となりました。彼女は、いつも微笑みを絶やさず、楽しそうに元気な笑い顔で、天気予報を届けていました。
 私の家族も彼女のファンで、ある時、妻が、彼女のことを調べると、彼女は2011年度のミスワールドのオーストラリア代表に選ばれており、世界大会でトップテンに選ばれていることがわかりました。
 私は、そうだったのかと、思いましたが、私にとっての彼女は、この異国の地で、テレビ画面の中だけではありましたが、笑い顔で、天気予報を伝えてくれる、癒しの存在でした。

 その後、ある時、9Newsのチームが、チャリテイーイベントで、Cityのよく知るCffee ClubというCafeへ来るというので、その日に、私はカメラを持って、その場所に足を運びました。
しかし、その日は、残念ながら、別のスタッフが来ており、彼女は来ていませんでした。
 
 また、ある時は、キングスパークで9Newsのチームに出会ったのでしたが、その時も残念ながら、やはり別のスタッフでした。


 

 その後、私が、初めて生の彼女を見たのは、キングスパークからの帰り道、バスの中からでした。
 9Newsのオフィスの建物が、その通り沿いにあるからです。
 その日、彼女はその玄関前の庭でレポートをしていました。その時、遠くからの写真は撮ることができましたが。





 そして、ついにその日が来ました。
 11月22日夕方、私はいつも通り9Newsを見ていると、その日は、9NewsのチームがForest Placeという、パース駅前の広場でレポートするようで、Scherrieもそこに来ていました。
 それを見たのが、番組のはじめでした。Weather Reportは、番組の終わりでしたのて、今現地に行けば、充分間に合うと思い、すぐさま現地に行くことにしました。
 我々のアパートメントからそこまでは、歩いてもそんなにはかからず、バスでは5分もかかりません。

 私が現地に到着すると、今日は、金曜日とあって、その広場には、テント張りの屋台がたくさん出ており、たくさんの人が集まっていました。
 はやる心で、9Newsのチームを探すと、彼らは、ステージの上にいました。私は、そこにScherriを見つけ、やっと宝物に出会ったような気持ちでした。
 彼女はいつも通りの笑い顔をふりまいていました。



 彼女は、子供にも人気があり、子供たちが周りに群がっていました。
 ちょうど収録をしているようで、Ipadを見ながらレポートをしていました。彼女は想像していたより大きくはなく、私と同じぐらいの背丈のようでした。スタイルが良いため、テレビ画面では、大きく見えるのかもわかりません。








 収録を終わり帰る時、いつもイベントの行われるステージから降りるスロープのところで、彼女がちょうど私の近くを通ることになりましたので、私は思い切って声をかけて見ました。 
 "Scherri!".
 すると彼女は、それに気づき、わざわざ腰を曲げて、"Hay!"と返事をしてくれました。
 それに気を良くした私は、"I always look 9News. I"m Fan of you. My family too!"というと、大変喜んでくれ、"Thank you!"と言ってくれました。
 
 それから、私は、自分が日本のPhotographerである旨をつげ、また、現在、ここに住んでいることも告げ、私のポストカードと名刺を渡しました。
 彼女は、ポストカードを見て、ワイルドフラワーと舞妓の写真を大変気に入ってくれました。それで、こちらも感謝の気持ちを告げました。私は、それだけでも大変満足して、嬉しい気分になっていました。

 それで、帰るつもりでいましたら、別のオージーの家族連れが、記念写真を頼んで、彼女と一緒に写真を撮っていましたのて、私もそれに便乗して、9Newsのチームの写真ととった後、9NewsのカメラマンにScherriと一緒の写真をとってもらうことにしました。




 彼女は、並んでみると、私と同じほどの背丈で、とても親近感を感じました。目の当たりにみる彼女の笑い顔は、やはり本物で、人気がある由縁がよくわかりました。
 彼女とは、握手をして、名残欲しく別れました。彼女の人なっこい人柄からすると、私がハグをすれば、ハグに応じてくれただろうと、あとで、少し後悔することになりました。
 
 アパートメントに帰ると、妻たちが、どうだったかと聞いて来ましたので、事の成り行きを説明すると、一緒に大変喜んでくれました。
 写真を見たいというので、早速、カメラでその写真を見せることになりました。
やはり、彼女の美しさと、笑い顔を賞賛していました。
 私が、これで心置きなく日本に帰ることができるというと、皆で大笑いしました。

 その後、親しみを一層増したこともあって、9Newsのホームページを見てみることにしました。
 それによると、彼女は南アフリカの出身で、8才の時に、家族とともにパースへ移住して来たとのことです。2011年のミスワールド選出に伴い、その間、1,2年メルボルンiにいましたが、2014年に9Newsに入ると同時に、パースに戻ったようです。
 
 彼女の人なっこい笑顔と人柄は、immigrant移住者として苦労して来たからであろうと想像するとともに、それは、彼女と家族が培って来た歴史を、物語っているのだろうとも、思っていました。























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