日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

寒紅梅(カンコウバイ)

2025-02-12 07:00:00 | 植物

ウォーキング中、あちこちでウメ(梅)の花がちらほらと咲いているのを見かけるようになったので、大きな公園に行ってみました。

やはり、今年もまた満開の「寒紅梅」の木に会えました。

周囲は枯れたような色ばかりの冬の風景の中に、3本の大きな木があるのです。

 

そのうちの2本は満開でした。

 

そして3本目は満開にはまだまだ程遠く、丸い蕾がいっぱいでした。

同じ立地条件なのに、もしかするとこの本は他の2本とは品種が違うのかもしれません。

 

この3本のうちの1本の木の横には木札が立っていて、「寒紅梅」と書いてありました。

寒紅梅について調べてみると、早咲きの梅、1月頃から咲き始め、花は濃い紅色で八重咲き、または一重咲きの花となっていました。

 

花の裏側のガクが茶色なのが特徴で、花色は開花が進むにつれて、少しピンクがかってくるようです。

 

 


 紅梅は品種の特定が難しい 

梅の中でも特に紅色の花を咲かせるものが紅梅です。

紅梅の品種は多く、例えば寒紅梅に似た品種として、八重寒紅、鹿児島紅、未開紅、楠玉、珊瑚などがあります。

これらはすべて早咲きで、花は濃淡はあるけれど紅色の梅、それにそれぞれの特徴もよく似ています。

そうなると、素人では区別するのがなかなか難しくなってしまうようです。

 



学名:Prunus mume 'Kankobai'

英名:Japanese apricot(梅)

別名:寒紅(カンコウ)、八朔梅

科名・属名:バラ科 サクラ属

原産地:日本(栽培品種)


 

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ホソバヒイラギナンテン

2025-02-07 07:00:00 | 植物

冬の真っ最中です。

なかなか花を見つけることができませんが、冷たい風が吹く中に細々と咲いている花を見つけました。

「ホソバヒイラギナンテン」です。

10月ごろは黄色い花が目立っていたのですが、今は既に花は終わりかけていて、もうほとんどが実に変わっていました。

 

花の半分ほどが実に変わっていた木。

 

花は終わっていて、すべてが実に変わっていた木。

 

やはり花がないと淋しいですね。

そこで、10月に見つけた花を貼ってみます。

丸っこくてかわいい花がびっしりと並んで咲いていました。

 

 ホソバヒイラギナンテン 

① ヒイラギナンテンよりも葉が細長い

② 秋に黄色い花が咲く(ヒイラギナンテンは冬~早春)

③ 春に黒い実ができる

原産地は中国で、 日本へは明治時代の初期に渡来

 

 

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ピラカンサ

2025-02-05 07:00:00 | 植物

オレンジ色と真っ赤なピラカンサの実、木が見えなくなるほどびっしりと付いていました。

ピラカンサピラカンサとも言います

どう違うのでしょうか?

ピラカンサと言われているものは数種類あります。

その中の1種類を言う場合がピラカンサ、すべての総称がピラカンサなのだそうです。

 

ピラカンサと呼ばれているものの中で代表的なものが「トキワサンザシ」「タチバナモドキ」の2種類です。

でも、この2種類は区別が難しいのです。

画像を貼ってみました。

多分合っていると思いますが・・・

 

[トキワサンザシ]

実が サンザシに似ているからこの名前になったようです。

枝はツルのようになって伸びて、短い枝はトゲのようになります。

実は鮮紅色、先端にはガクが残ります。

 

 

[タチバナモドキ] 

葉は細長い楕円形で、葉の裏に細かな毛があります。(トキワサンザシには細かな毛はない)。

秋には黄色い実が生り、その形がミカンに似ているということでこの名になったようです。

トキワサンザシ同様に、実の先端にはガクが残っている。

 



学名:Pyracantha

英名:firethorn

和名:常盤山査子(トキワサンザシ)、橘擬き(タチバナモドキ)

科名・属名:バラ科 トキワサンザシ属

原産地:南ヨーロッパから東南アジア

 

 

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アオキ(青木)

2025-02-03 07:00:00 | 植物

赤い実の生っている「アオキ(青木)」を見つけました。

ウォーキングコースではたくさんのアオキを見かけるのですが、実が生っているのはあまり見ません。

雄花の方が多いのでしょうか?

 

アオキは雌雄異株なので、雄株には雄花、雌株には雌花が咲きます。

そして雌花が赤い実に変わるのです。

結実するためには雄株と雌株の両方なければなりません。

だから、実を見たければ近くに両方の株を植えるのですが、雄株か雌株かを見分けるには花が付かないと難しいらしいようです。

 

アオキの花は春に咲きます。

以前、春に見つけたアオキの雄花と雌花です。

雄花の方が少し大きめで、開花時期は雌花よりも少し早かったと思います。

雄花には雄しべだけしかなくて、雌花には雌しべだけしかありません。

アオキの学名はAucuba japonica

原産地は日本です。

学名の読みのアウクバ(Aucuba)アオキからきていると言われています。

名前の由来は、大きくなっても常に葉や茎が緑色のまま、だから青い木→アオキとなったとされています。

 

 アオキはパーフェクトプラント 

 

このように、アオキには葉に斑が入っている品種が多くあります。

これは突然変異によって斑が入ったもののようですが、これが江戸時代にとても人気になって、コレクターも多くいたようです。

そして、この葉が当時の日本に来たプラントハンターの目に留まって、ヨーロッパに渡ったとされています。

ヨーロッパでもやはり人気が出て、斑入り葉の美しさ、耐陰性が強いこと、緑色の茎の美しさやローメンテナンスなことなどからパーフェクトプランツと称賛されていたようです。

 


 

学名:Aucuba japonica

英名:Japanese Aucuba

別名:アオキバ(青木葉)、ダルマ、オホキバ(おほき葉)

科名・属名:ミズキ科 アオキ属

原産地:日本

 

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オキザリス

2025-02-01 07:00:00 | 植物

いつもは早朝に歩いているのですが、所用があったりしたときには昼間になってしまうこともあります。

そんな時にはいつも見られなかったものを目にすることもあります。

それは、日が昇るとともに開く花などです。

 

道路わきにピンクの「オキザリス」が咲いているのを見つけました。

オキザリスとは、カタバミ科カタバミ属の総称です。

似たような花がたくさんありますね。

雑草、栽培されている園芸品種などさまざまあるのですが、それらの中でも園芸品種をオキザリスと呼んでいるそうです。

そしてその種類は世界中で800種以上もあるようです。

 

見つけたこのオキザリスの品種名は分かりませんが、以前にオキザリス・ボーウィー(ハナカタバミ)を見つけたことがあって、それを小さくしたような花です。

 

オキザリス・ボーウィと比べてみました。

オキザリス・ボーウィーの花は直径3cmほど、5枚の重なり合う花弁、中心部は黄色。

少し光沢のある葉は広げると掌くらいの大きさ。

今回見つけたオキザリスはボーウィーを全体に小さくした感じでした。

何という品種なのでしょうね、でもよく見かける花なんですが・・・

 


オキザリス・カタバミ類は今までには他にも似た花を見つけています。

「オキザリス・桃の輝き」

晩秋~冬咲きの品種で、鮮やかなピンクの花。

3枚に分かれたやや細長い緑の葉が特徴。

 

「オキザリス・バーシカラー」

花弁はプロペラ状に重なって、裏側の縁には赤い覆輪。

3つ葉だけれど、細く繊細な葉が特徴。

 

「オキザリス・トリアングリラス」

葉は緑色もしくは紫色~黒色で、小葉は倒三角形。

ピンク色の5枚花弁の花はムラサキカタバミに似ている。

 

「イモカタバミ」

花色は明るいピンクで、中心に向かってグラデーションがかかり、放射状に紫色の筋をもつのが特徴。

おしべの葯は黄色。

 

「ムラサキカタバミ」

花はやや紫がかったピンク色で、萼は薄い黄緑色。

花筒の内側はほんのり白くなり、明るいグリーン色に見える。

おしべの葯は白色。

 


 

学名:Oxalis

英名:Lady's sorrel、 Wood sorrel

別名 :オクサリス

科名・属名: カタバミ科 カタバミ属

原産地:南アフリカ、中南米

 

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