「チロリアンランプ」は最近よく見かけて、いつでも咲いている花といったイメージです。
春ごろからずっと、冬になっても咲いています。
本当の花期は4月~11月のようなのですが、気候が温暖だと冬でも花は咲くようなので、きっと寒さに強いのでしょうね。
チロリアンランプと可愛い名前で呼んでいますが、正式名称は「アブチロン・メガポタミクム」です。
和名では「ウキツリボク」とも呼んでいます。
チロリアンランプでもウキツリボクでも、この花のイメージにピッタリですね。
チロリアンランプはアブチロンという花の一品種です。
アブチロンとは熱帯~亜熱帯に数多く分布しているアオイ科の熱帯花木です。
花の形は品種によってさまざまで、大きく分類すると半つる性と木立性に分かれています。
そのうちの半つる性の代表的な品種がチロリアンランプで、これが半つる性品種の原種になっています。
花をよく見ると小さなほおずきのような形。
おもしろい造りをしていますね。
赤く膨らんでいるのがガク、その先に少しだけ見えるのが黄色い花びら、その中央から長く飛び出ているのが雄しべです。
もう一つの品種、アブチロンの木立性のものはハイビスカスやアオイなどに似たような花になっています。
[木立性のアブチロン]
アブチロンはアオイ科なので、花も似ていますね。
学名:Abutilon megapotamicum
英名: Trailing abutilon
別名:ウキツリボク、アブチロン・メガポタミクム
科名・属名:アオイ科 イチビ属
原産地:南米