奥会津、福島県昭和村唯一の温泉宿泊施設の「しらかば荘」。
この施設は第三セクターの(株)奥会津昭和村振興公社が運営しているらしく、外観は大きな公共の宿といった感じだった。
日帰り温泉を利用するだけなので、宿泊施設の内容やサービスなどは分からないが、フロントのスタッフは親切に対応してくれた。
温泉は敷地内に自家源泉があり、ナトリウム塩化物泉、掛け流しになっている。
お風呂は内湯が熱めと温めのお風呂、それと露天風呂があった。
訪問したときは他に誰もいなく、大きなお風呂がもったいないような気がした。
[内湯]
窓が大きくて明るい浴室だった。
[露天風呂]
それほど大きくはないが岩風呂になっていた。
変わった方法の温泉冷却装置
ここでは熱い源泉の温度を下げるために加水せずに、竹の枝を利用している。
この方法は高いところに藁葺き屋根のように、竹の枝を何層にも重ね、源泉を上から流すというもの。
源泉が竹の枝を伝って空気に触れると表面積が増えることによって温度が下がる、という仕組みになっていた。
竹は熱に強く耐久性もあり、枝が細かく分かれているために利用するらしい。
駐車場にこの施設があり、ここからお風呂に温泉を注いでいる。
竹製温泉冷却装置「湯雨竹(ゆめたけ)」と言って、大分県別府市にある「ひょうたん温泉」の特許で、ここからいろいろな温泉地に広がっているらしい。