小さな公園の花壇に「フユシラズ(冬知らず)」が咲いていた。
この花は別名が「ヒメキンセンカ(姫金盞花」)、または「ホンキンセンカ」と言われている一年草。
名前の通り、キンセンカよりも小さな花で、冬から春にかけて長い間、鮮やかな黄色の花を次々に咲かせてくれる。
キンセンカは良く知られている花で、別名はカレンデュラ。
そのカレンデュラの中でも耐寒性の高い品種が「カレンデュラ・フユシラズ」という名前になっている。
冬の庭にこの花が人気があるのは、霜や雪に当たっても花を咲かせるし、オレンジがかった黄色い花が冬の庭を明るくしてくれるからだと思う。
11月ごろから咲き始め、5月ごろまでずっと花を見ることができる。
そして、花は日が当たると開き、夕方に閉じる。
一年草だけど放っておいてもこぼれ種で良く増える。
学名:Calendula arvensise
英名:Feld marigold
和名:冬知らず
別名:ヒメキンセンカ、冬咲きカレンデュラ
科名・属名:キク科 キンセンカ属
原産地:地中海沿岸
原産地の地中海沿岸では道端に生えている野草らしい。
学名のカレンデュラはラテン語で、それを英語で書くと“Calendar”、となる。
そう、カレンダーのこと。
この花は「カレンダーの1ヶ月分くらい咲き続けるから」、ということらしいけれど、本当はもっと長い間咲いているのに・・・