温泉は無色透明よりも色のついた方が好き。
今まで黒いと言われる温泉にはたくさん入ったけれど、黒と言うよりも濃い茶色が多かった。
ここは日本一黒い温泉をうたっているとおり、確かに黒かった。
日帰り施設も兼ねているので、近隣の人たちの憩いの場にもなっていて、のんびりと温泉に浸かりながら、お国なまりの言葉の方たちと談笑したことを思い出した。
温泉は無色透明よりも色のついた方が好き。
今まで黒いと言われる温泉にはたくさん入ったけれど、黒と言うよりも濃い茶色が多かった。
ここは日本一黒い温泉をうたっているとおり、確かに黒かった。
日帰り施設も兼ねているので、近隣の人たちの憩いの場にもなっていて、のんびりと温泉に浸かりながら、お国なまりの言葉の方たちと談笑したことを思い出した。
白神山地の十二湖付近で写した夕陽の写真。
太陽が二つや四つに見えた。
調べてみたら、「変形太陽」というものがあるらしい。
変形太陽には四角、楕円、ハート型、壺型などもあって、暖かい空気と冷たい空気の境目で光が屈折して起こる現象で、蜃気楼の一種という。
撮った場所が白神山地だったこともあるのか、とても神秘的なものに感じた。
しばらく前のこと。
「湯の華」を知ったのは山形県のある温泉宿に貼ってあったポスターから。
大きな間欠泉の写真だった。
そこには広河原温泉「湯の華」と書いてあった。
露天風呂の中に間欠泉があり、温泉に入りながら間欠泉を楽しめるという。
こんな場所は滅多にないと思い、早速行ってみた。
ダートの道を進むと両脇は春の山野草でいっぱい。
カタクリ、ケマンソウ、キクザキイチリンソウ、キジムシロ、ニリンソウ等々。
この山野草に会えただけでも満足した。
そして目指す湯の華へ。
男女別々の内湯から出ると間欠泉のある混浴の露天風呂だった。
その時はお湯の吹き出しが少し弱かったようだけど十分楽しめた。
一夜だけ咲いて、夜明けと共に散ってしまう花がある。
月下美人、夕顔、マツヨイグサなど。
一晩だけしか咲かないから儚さがあると思う。
その一夜しか咲かない花が沖縄地方にもある。
「サガリバナ」と言う名前で、「下がり花」と書くように30センチ位の細長い枝に20個ほどの花が垂れ下がる。
花の形は合歓の花のようで、色は白や淡いピンクで、梅雨開け頃から咲き、夏が最盛期となる。
水辺に咲いたサガリバナが朝になると水面に散って一斉に漂う様子はとても幻想的になるらしい。
元々温泉は何かしら特徴のある所が好き。
色、匂い、立地、雰囲気、効能などなど。
岩手県にあるこの温泉はずっと行ってみたいと思っていた所。
やっと念願が叶って行く機会が持てた。
温泉の色は珍しい黄緑色、バスクリン色と言った方が分かりやすいかも。
このような色が自然に出るものなのだろうかと本当に不思議に思う。
そして露天風呂を囲むように背後には山が広がっている。
秘境の温泉といった雰囲気も最高に素晴らしい。