日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

赤城山

2020-09-15 07:00:00 | 国内旅行

群馬県には上毛三山と呼ばれている山がある。

赤城山(あかぎさん)・榛名山(はるなさん)・妙義山(みょうぎさん)の三つの山。

その中の一つの赤城山はコニーデ型の複式二重火山で、富士山に次いで日本では2番目に裾野が広いのが特徴となっている。

もともと赤城山と言う名前の山はなく、黒檜山や駒ヶ岳、鍋割山などいくつかの山が合わさって「赤城山」と呼ばれている。

回りの山が囲んでいる中央にカルデラがあり、カルデラ湖の大沼(おの)、小沼(この)がある。

大沼と小沼の中間あたりにある周囲800mほどの湿原は「覚満淵(かくまんぶち)」と名が付いていて、「小さな尾瀬」とも呼ばれている。

尾瀬に比べたら本当に小さな30分ほどで一周できる湿原だが、木道が整備されていて、誰でも気軽に歩くことができる場所になっている。

 

 

 

[夏の覚満淵]

 

 

 

[秋の覚満淵]

 

 

[覚満淵で見つけ花]

 

 

赤城山では覚満淵だけでなく、大沼ではボートやスワンボート遊びができる。

また、小鳥ヶ島には赤城大明神(赤城姫)を祭る赤城神社がある。

 

 

[赤城神社に渡る橋]

 

6月上旬から下旬にかけて大沼の手前、白樺牧場付近ではレンゲツツジの大群生が見られる。

 

[白樺牧場のレンゲツツジ]

 

 

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桔梗

2020-09-14 07:00:00 | 植物

秋の七草の一つになっている桔梗は、実際には6月ごろから咲き始める。

日本には古くからある花で、万葉集では朝貌(あさがお)と表記されている。

万葉集の山上憶良の有名な「七種(ななくさ)の花」という歌、「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」がある。

その中の朝貌の花が桔梗のこと。

秋の野に咲いている花を数えてみれば、七種類の花があると言った意味になるが、遠い昔、学生時代に秋の七草はこの歌を覚えておけばいいと習った。

昔は野の花だった桔梗も、今では野生種は見たことがない。

だから、野生の桔梗が絶滅危惧種に指定されているのもうなずける。

 

原産地は東アジア全体になっているが、何となく日本の庭に合っている花だと思う。

 

 

江戸時代の宿場町、「大内宿」に咲いていた桔梗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シャムの舞姫その後とハナシュクシャ

2020-09-13 07:00:00 | 植物

9月5日の記事の続き。

再び友人宅に行き、「シャムの舞姫」を見せてもらった。

 

咲いていた。

 

 

花のアップ

 

 

黄色の花から釣り針のようなものが出ていた。

 

 

 

 

同じショウガ科の花をもう一つ。

 

[ハナシュクシャ]

 

------   ハナシュクシヤ   -----

 

ショウガ科 ハナシュクシャ属

原産地はインド、マレー半島。
 
短日植物で、夕方になると香りのよい白い花を開く。
 
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
 
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
 
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
 
また、雄しべと雌しべが1つになって飛び出している。
 
高さ1~2mになる多年草。
 
キューバ共和国とニカラグア共和国の国花に制定されている。
 
 
 
 
 
 
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クサレダマ

2020-09-12 07:00:00 | 植物

 

クサレダマは湿地などやや湿った水辺に生える多年草。

最初はカタカナだけ見たときは「腐れ玉」と思っていて、かわいそうな名前だと思っていた。

でも、違った。

漢字で書くと「草連玉」で、ヨーロッパ原産のレダマ(スパニッシュブルーム)に似ているからこの名が付いたらしいのだが、レダマはエニシダによく似た花でマメ科。

なのに、クサレダマはサクラソウ科、全く似ていないので不思議に思う。

 

 

[レダマ(スパニッシュブルーム)]

多分レダマだと思うが自信がない、でもエニシダとは葉が違っている。

 


 

クサレダマ

 

クサレダマは、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。

和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。

別名、イオウソウ(硫黄草)。

茎は直立し、高さは40-80cmになる。

茎には短い腺毛と軟毛が生える。

葉は対生または3-4枚が輪生し、葉柄がない。

葉身は披針形または狭長楕円形で、長さ4-12cm、幅1-4cmになり、先端は鋭くとがり、縁は全縁。

花期は7-8月。

茎の先端または葉腋に円錐花序をつけ、多数の花をつける。

線状の小さな苞があり、萼は深く5裂する。花冠は黄色で径12-15mmになり、5深裂する。

果実は径4mmの蒴果となる。

(Wikipedia)より

 

 

 

 

 

 

 

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チェコ チェスキークルムロフ

2020-09-11 07:00:00 | 海外旅行

チェコの街の名前は本当に難しいと思う。

チェスキークルムロフは「世界で一番美しい街」と言われ、最近ではチェコのツアーには必ず入っている人気のある街。

ドイツ語では「チェコの湾曲する川の湿地帯」という意味らしいが、確かにその名の通り、ヴルタヴァ川が湾曲しているしているところに赤い瓦の家々が立ち並んでいた。

このルネサンス様式の街並み全体が世界文化遺産に登録されている。

街の起源は13世紀に貴族がお城を造り、それを囲むようにして人々の家ができ、街が発展していったらしい。

 

前日泊まった、チェスキー・ヴジェヨヴィツェのバスターミナルからは1時間に1本くらいの本数でバスが出ていた。

所要時間は1時間弱。

チェスキー・クルムロフのバスターミナルから坂を少し登ったところに街全体を見下ろせるフォトスポットがあった。

 

 

[フォトスポットから見た街全体]

 

 

 

[ヴルタヴァ川が湾曲している様子]

写真左側の丘の上にお城があり、その下に街が広がっている。

 

 

もう少し天気が良ければ、鮮やかな赤い屋根とお城がはっきりと見えたのに・・・

 

坂道を下るようにして街の中に入った。

この日はここで一泊する予定だったのでホテルに寄ってみた。

ホテルはスヴォルノスティー(Svornosti)広場の手前にある、かわいいペンションのような感じの「アルカディ(ARCADIE)」

 

[ホテル アルカディ]

 

[ホテルのレストラン]

 

 

大きな荷物はプラハのホテルに預けてきたので、手荷物だけ預かってもらい、街歩きを始めた。

まず、お城から見て回ろうとお城に向かった。

ヴォルタヴァ川にかかる小さな橋を渡った先に「トルデルニーク」を売っているお店があった。

 

 

 

トルデルニークはパンのようなバームクーヘンのような甘いお菓子で、鉄の棒に小麦で出来た生地をくるくるっと巻き、砂糖をまぶし、じっくりと焼きあげたもの。

チェコではポピュラーなお菓子、でもルーツはルーマニア、トランシルバニア地方のものだとか。

物価が安いチェコなのに、なかなかいいお値段だったのは観光客用かな?

 

そしてお城に入った。

小さな街なのにお城は大きくて、チェコではプラハ城の次に大きいお城だとか。

このお城は城主が変わるたびに増改築されたので、ゴシック、バロック、ルネッサンス様式などが混在しているらしい。

 

入り口の先にはお堀があり、熊が飼われていた。

 

そして城壁にあったアーチ型の小窓からは街がよく見えた。

 

どこを見ても絵になる風景だった。

 

 

歩いていて目についたのが、パステルカラーのこの塔。

「フラデールの塔」というらしい。

 

 

[フラデールの塔]

ルネッサンス様式になっていて、レンガのように見えるのはだまし絵。

 

だまし絵は最初に入った門のところにも、他にもあちこちにあった。

 

 

立体的に見せているようだが絵が描いてあるだけだった。

その昔、街が財政難だったために豪華な飾りつけをすることができず、絵を描いたもので、この技法はスグラフィットと呼ばれ、16世紀に大流行したらしい。

 

ラッキーなことにこの時間になって青空が出てきた。

チェコに来てからずっと曇り空だったので、青空が嬉しかった。

青空の下で見る風景はやはり一段と素晴らしいものに変わってきた。

 

お城の裏には大きな庭園が広がっていた。

 

 

 

一日中、ずっとここにいてもいいようなきれいな、広い庭園だった。

 

お城の見学が終わり、来た道を戻ったのだが、小さな橋も、橋のそばにあった十字架も青空の下では違って見えた。

 

 

 

スヴォルノスティー広場まで戻った。

 

[スヴォルノスティー広場]

 

広場の回りはにカフェ、土産物屋、ホテルなどたくさん並んでいたので、その中の小さなカフェでお茶を飲んでいたら、日本人のツアー客が広場にたくさん集まってきた。

皆さん時間が無いと言いながら慌ててお土産を買っていた。

この街での見学時間は2時間しかなかったらしい。

 

 

 

[チェスキークルムロフのバスターミナル]

 

翌日は朝のバスで直接プラハまで戻った。

約3時間のバスの旅。

プラハの地下鉄B線、アンデル(ANDEL)駅に着いた。

午後からの半日でプラハの街を再び歩き回った。

 

 

今回の旅は天気に恵まれず、プラハに着いた日からずっと曇り空か小雨の日が多かった。

でも最後はチェスキークルムロフでやっと青空に巡り会えた。

やはり旅行は天気次第だと改めて思わせてくれた旅になった。

 

 

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