日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

トウワタ(唐綿)

2021-08-13 07:00:00 | 植物

夏の初めから秋まで咲いているユニークな花は「トウワタ(唐綿)」

 

 

花の部分だけをよく見ると、5つに裂けた花弁は反り返っていて真っ赤、中の副花冠(花冠や雄しべの一部が変形してできたもの)は黄色くなっている。

まるで赤いスカートをはいているダンサーか、江戸時代の火消しが持っている纏(まとい)をド派手にしたような感じかな。

 

 

和名の唐綿の「唐」は中国のことではなく、単に外来のものと言った意味で、種子に白い綿のような毛があることから名づけられたらしいのだけど、まだ実にはお目にかかったことがない。

この綿毛がタンポポのように風で飛んで増えるようで、全世界では野生化しているところが多いらしい。

ただ、寒さに弱いため、日本では越冬は難しいとか。

別名は「アスクレピアス」

このおしゃれな名前はギリシャ神話に登場する医神Aesculapius(アスクレピオス、アスクラピウス)にちなんで付けられている。

種が止血薬として用いられていたから、医神の名前が付けられているらしいが、お決まりのように、表裏一体で有毒植物にもなっている。

口に入れるとけいれんや不整脈を起こすという毒が全草に含まれているらしい。

まさか、食べる人はいないと思うけど・・・

「毒にも薬にもなる」ということなのでしょうね。

 


 

学名:Asclepias curassavica

英名:Milkweed, Bloodflower, Tropical milkweed, Scarlet milkweed, Mexican butterfly weed

別名:アスクレピアス

科名・属名:キョウチクトウ科 トウワタ属

原産地:熱帯アメリカ

 


 

 

黄色一色だけの花も咲いていた。

 

 

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ハナトラノオ(花虎の尾)

2021-08-12 07:00:00 | 植物

毎年、少し秋の気配が感じられる頃に咲いていて、盆花として使われている「ハナトラノオ」が既に咲いていた。

それも、もうそろそろ終わりで散りかけていた。

早すぎると思って調べてみたら、この花は6月下旬から咲く早生系、7月中旬から中生系、8月中旬から咲く晩生系とがあるらしい。

それじゃ、今回目に留まったのは早生系か中生系の花だったのかも。

 

この花のことはずっと「カクトラノオ」と呼んでいた。

でも、調べてみると「ハナトラノオ」、別名「カクトラノオ」となっている。

やはり「ハナトラノオ」の方が正解なのかな?

 

「ハナトラノオ(花虎の尾)」は、大正時代に日本に渡来したということなので、昔から見ていた懐かしい花。

繁殖力が旺盛なためか、道端や河原などで野生化しているものを見つけることもある。

地下茎で増えるらしい。

 

 

 

名前の由来は蕾をたくさん付けた花穂が「虎の尻尾」に似ているからだとか。

そして別名の「カクトラノオ」、これは茎が四角形になっているから。

その四角い茎に沿って、花も四方向に規則正しく並んで咲いている。

たくましい花のようだが、淡いピンクの色が上品そうな感じで、アンバランスなところが面白い。

白花の品種も見たことがある。

 

 


 

学名 :Physostegia virginiana

英名: Virginia lion's heart 

和名 :ハナトラノオ(花虎の尾)、カクトラノオ(角虎の尾)

科名 ・属名:シソ科 カクトラノオ属(フィソステギア属)

原産地:北アメリカ東部

 

 

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山崎育三郎さん

2021-08-11 07:00:00 | 雑談

久々に素晴らしいものを見せてもらった。

8月10日、甲子園、第103回高校野球の開会式セレモニーで「山崎育三郎さん」がアカペラで熱唱した。

遠目には高校生と見間違えるようなようなシンプルな服装で、『栄冠は君に輝く』を。

フルコーラスだった。

1番はゆったりと、2番は少しアップテンポで、そして3番は移調して。

所作も美しく、朗々と歌い上げた。

感動ものだった

(YouTubeにたくさんアップされているので、見てください)

 

 

 

 

[テレビ画面からのスクショ]

 

録画して何度も聴いた。

本当に素晴らしかった。

 

こういったものをオリンピックの開会式や閉会式で見たかった。

あっ、オリンピックの中でも良かったこともあった。

それは、メダルプレゼンテーターの「伊調馨さん」が着物姿で登場した時。

この時は嬉しかった。

 

[伊調馨さん]

(毎日新聞ニュースサイトより)

 

 

日本にもまだ世界に誇れるものがあった。

 

 

 

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ヒマワリ(向日葵)

2021-08-10 07:00:00 | 植物

夏はやっぱり「ヒマワリ(向日葵)」

誰でも知っている花。

いろんな「ヒマワリ」がある。

 

夏~! って感じの「ヒマワリ」

 

花壇に咲いていた背が低く、花が大きかった「ヒマワリ」

 

「ヒマワリ」に蜂。

 

中心がグラデーションになっている「ヒマワリ」

 

一斉にそっぽを向いている「ヒマワリ」

 

若い「ヒマワリ」に限って太陽光線の強い方向に向かって茎が屈折する「向日性」がある。

これは、「不均一な成長」によるもの。

というのは、陽が出ている間は、ひまわりの茎の片側だけが成長するから。

そのため、太陽の動きに合わせて蕾や花の向きを変えることが可能になる。

そして夜になると逆側の茎が成長するので、それらが東を向くという仕組みになっている。

でも、「ヒマワリ」が大人? になると、成長しないため、東向きに固定されてしまうらしい。

 

 

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アゲラタム

2021-08-07 07:00:00 | 植物

「アゲラタム」の青紫色の花を見ると暑い夏の日の花壇も涼しげに見えてくる。

ふわふわとした小さくてかわいい花は、ギリシャ語が起源で「古びない」という意味らしい。

花の色が長い間、色あせないからだとか。

 

 

 

和名は「カッコウアザミ」で、これは葉が藿香(かっこう)という薬草に似ていて、アザミのような花を咲かせるところから付けられた。

藿香(かっこう)はシソ科の花で、夏に赤紫色の花を穂状に咲かせる「カワミドリ」という花。

花壇などに植えられているものはほとんどが矮性種で、15~20cmの草丈になっている。

花付きが良く、長い間咲いているし、病気に強い花なので手間いらずなところが好まれているのかもしれない。

この他にも高性種で、和名がオオカッコウアザミというものあり、名前のとおり葉や花が大型で草丈が50cm以上になり、切り花向きの花もある。

そして、これらの種類を全部ひっくるめて「アゲラタム」と呼んでいる。

 

 

じっくり見ると、キク科の植物によく見られるような花径が1~2cmほどの小さな筒状花が茎の先に房状になっている。

本当にアザミにそっくりなので、「カッコウアザミ」とは言いえて妙だと思う。

 

[アザミの花]

 


 

学名:Ageratum conyzoides

英名:Floss flower、Pussy foot

科名・属名:キク科 アゲラタム属

原産地熱帯:アメリカ

 


 

 「カッコウアザミ」とは違ったカッコウの話 

 

日本にはカッコウ花と言う言葉がある。

これは言葉だけで、特に決まった花ではない。

初夏にカッコウ(鳥の郭公)が鳴くころに咲く花のことで、その地方ごとに異なっている。

アヤメだったり、ホタルブクロだったり、シャガやレンゲツツジだという地方もある。

 

 

 

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