お盆にお墓参りに行った霊園の奥の方に数本の赤い実がたくさんついている木があった。
雨が降っていたため、雨にけぶって全体が霞んで見えたけれど、すぐに「サンゴジュ」だと分かった。
サンゴジュは日本などアジアの温帯から亜熱帯地方が原産の木。
とても強い木で、排気ガスでも海風にも負けずに育つ。
また、しっかりとした厚みのある葉には水分が多く含まれているため、火災の延焼防止の役割も果たすとして、街路樹や海岸沿いの生垣などに重宝がられている。
秋には実が赤く色づき、ちょうど海の中にある珊瑚のようだ、ということで「サンゴジュ(珊瑚樹)」という名前になっている。
この木はあちこちで見かけるけれど、千葉県以西の温暖な場所にしか生育していないらしい。
千葉県から北にはないのかな?
でも、最近の温暖化で生態系が変わっていれば、北の方でも見られるかもしれない。
学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki
英名:sweet viburnum
別名:ヤブサンゴ、アワブキ (泡吹)
科名・属名:レンプクソウ科 ガマズミ属
原産地:日本、台湾など