今年の8月は暑いうえに雨続きだったりして、なかなか散歩にも出られなかった。
今日はいつもよりも暑くなく、過ごしやすいと思ったので、久々に大きな公園まで足を延ばしてみようと、張り切って家を出たのだけど・・・
やっぱり歩き始めたら暑いし、公園は緑の葉っぱばかりがが生い茂っているだけで、花も少ないし、来なければよかったと後悔してしまった。
それでも少し歩いていたら大きな木に花が咲いているのが見えた。
「クサギ(臭木)」だった。
里山を歩くと結構な確率で見ることができるクサギは、その名の通り「臭い」ということで有名。
でもそれは葉っぱの話で、花はほんのりと甘いような、いい香りがすることはあまり知られていない。
ジャスミンやユリの香りに似ていると思う。
葉っぱにしても、強く揉んだりしなければ何ともないし。
葉を揉んで臭いを出したとしても、ちょっと薬品臭っぽいくらいに感じるだけ。
でも、それがカメムシの臭いだって言う人もいるけど、そうかなぁ・・・
あまり気になるほどではないと思うけど。
これは名前を付けた人が悪いと思う。
クサギ=臭い木、だから臭くなくちゃいけないと思い込んでしまっているのかも。
学名: Clerodendrum trichotomum
英名: Harlequin glory bower
別名:クソクサギ、イヌノクリ、ベニバナクサギ
科名・属名: シソ科 クサギ属 (従来はクマツヅラ科だったが、現在はシソ科に分類されている)
原産地 :東アジア
花が終わり、秋になると萼は真っ赤になり全開して、中央に黒い実が生る。
実が落ちた後、萼だけ残る。