今日は雨天なので、「空海と温泉」の第2弾を書きます。
空海に興味を持ったのは、平成16年9月4日に「丹生(にゅう)大師湯」に浸かったからです。
勢和多気ICから15分ほど位置にある「勢和村(現 多気町)」の村営の温泉です。
現在は、経営難で閉鎖されています。当時は、14時から村民の手で運営され、外来者でも350円で入浴できました。
公民館のような建物の中にあり、4人ほど入ると一杯になってしまう狭い湯舟だけです。
源泉と加熱した湯の2つの蛇口をひねると、源泉かけ流しです。源泉(16.7℃ 冷鉱泉)を飲むと鉄味がしました。
この時、松阪から29年間通い続けている84歳の元気そうな老人と一緒に入浴しました。
この老人から「この湯は、弘法大師が錫杖で加持し、掘った病気によく効く鉱泉です。この辺りは、水銀(Hg)が産出され、江戸時代の伊勢参りの一番土産である「伊勢白粉(おしろい)」の原料になっていました。隣接してある寺「丹生大師」(別名 女性でも参拝できる女人高野)周辺には水銀採掘跡があると見るといいよ。」と教えて下さいました。
後で調べてみると、「伊勢白粉」は、水銀・食塩・水・土を練り合わせ、600℃で4時間加熱します。
すると、白い結晶(塩化第一水銀)ができます。これが伊勢白粉です。
毒性は弱いものの、汗だくの乳房をつたわって伊勢白粉(塩化第一水銀)が乳児に入っていったとすると、心配ですねえ。
当時の勢和村は水銀の産出で繁栄していたようです。
また、お寺「丹生大師」は、774年に天皇の勅願で弘法大師の師である「勤操大徳」が創建し、813年に弘法大師が七堂伽藍が建立しました。
ところで、「丹生(にゅう)」とは、どういう意味でしょうか。
水銀は、赤色の硫化水銀(HgS)を空気中で400~600℃で加熱するとできます。
硫化水銀(Hg S)+酸素(O2)→水銀(Hg)+二酸化硫黄(SO2)
この赤色の硫化水銀は、中国の辰州(現在の湖南省付近)で多く産出されたので、「辰砂(しんしゃ)」と呼ばれていました。
日本では、「赤色」から、「丹(に)」と呼んでいました。
「丹」を「たん」とも読みますが、「タンチョウヅル(丹頂鶴)」は、「頭の赤い鶴」ということですねえ。
魏志倭人伝にも、「邪馬台国で丹を産する」という記述があります。
丹の赤色は、血を連想させ、黄泉がえりの色として、古墳の内部、石棺、寺社の鳥居・柱・社殿、高価な押印用の朱肉、旧赤チンなどにも使われています。
結構、「丹」は用途があり、金になったようです。
また、不老不死の薬と信じられていた時代もあります。
唐の皇帝は飲用していたので、21人中6人は水銀中毒だったとも言われています。
つまり、「丹生(にゅう)」とは、「丹」を「生む」という意味です。
ということは、お寺「丹生大師」は、水銀と関わりの深いお寺ですねえ。
空海に興味を持ったのは、平成16年9月4日に「丹生(にゅう)大師湯」に浸かったからです。
勢和多気ICから15分ほど位置にある「勢和村(現 多気町)」の村営の温泉です。
現在は、経営難で閉鎖されています。当時は、14時から村民の手で運営され、外来者でも350円で入浴できました。
公民館のような建物の中にあり、4人ほど入ると一杯になってしまう狭い湯舟だけです。
源泉と加熱した湯の2つの蛇口をひねると、源泉かけ流しです。源泉(16.7℃ 冷鉱泉)を飲むと鉄味がしました。
この時、松阪から29年間通い続けている84歳の元気そうな老人と一緒に入浴しました。
この老人から「この湯は、弘法大師が錫杖で加持し、掘った病気によく効く鉱泉です。この辺りは、水銀(Hg)が産出され、江戸時代の伊勢参りの一番土産である「伊勢白粉(おしろい)」の原料になっていました。隣接してある寺「丹生大師」(別名 女性でも参拝できる女人高野)周辺には水銀採掘跡があると見るといいよ。」と教えて下さいました。
後で調べてみると、「伊勢白粉」は、水銀・食塩・水・土を練り合わせ、600℃で4時間加熱します。
すると、白い結晶(塩化第一水銀)ができます。これが伊勢白粉です。
毒性は弱いものの、汗だくの乳房をつたわって伊勢白粉(塩化第一水銀)が乳児に入っていったとすると、心配ですねえ。
当時の勢和村は水銀の産出で繁栄していたようです。
また、お寺「丹生大師」は、774年に天皇の勅願で弘法大師の師である「勤操大徳」が創建し、813年に弘法大師が七堂伽藍が建立しました。
ところで、「丹生(にゅう)」とは、どういう意味でしょうか。
水銀は、赤色の硫化水銀(HgS)を空気中で400~600℃で加熱するとできます。
硫化水銀(Hg S)+酸素(O2)→水銀(Hg)+二酸化硫黄(SO2)
この赤色の硫化水銀は、中国の辰州(現在の湖南省付近)で多く産出されたので、「辰砂(しんしゃ)」と呼ばれていました。
日本では、「赤色」から、「丹(に)」と呼んでいました。
「丹」を「たん」とも読みますが、「タンチョウヅル(丹頂鶴)」は、「頭の赤い鶴」ということですねえ。
魏志倭人伝にも、「邪馬台国で丹を産する」という記述があります。
丹の赤色は、血を連想させ、黄泉がえりの色として、古墳の内部、石棺、寺社の鳥居・柱・社殿、高価な押印用の朱肉、旧赤チンなどにも使われています。
結構、「丹」は用途があり、金になったようです。
また、不老不死の薬と信じられていた時代もあります。
唐の皇帝は飲用していたので、21人中6人は水銀中毒だったとも言われています。
つまり、「丹生(にゅう)」とは、「丹」を「生む」という意味です。
ということは、お寺「丹生大師」は、水銀と関わりの深いお寺ですねえ。