本記事では、初となるCDレビューを行う。
対象となるCDは、『ごっちゃんこ 初場所』だ。
本作はごっちゃんこの公式サイトからのみ購入可能。
店頭には置いていない。
え?ごっちゃんこて誰かって?
私も実はよく知らないが、「野生の力士」を名乗るパフォーマーだ。
京都文フリ前日、鴨川近く河原町通りかどこかで偶然見かけ、1月の氷点下の夜に、裸一貫で「価値観とっかっさ~」と絶叫している姿に、衝撃を受けた。
検索するとTwitterとホームページ見つけた。それを一緒に京都を歩いて目撃した友人に教えると、友人の方がごっちゃんこにはまってしまった。
そこで友人の誕プレにCDを買ってあげることにした。サプライズだったが、あげたときの反応:そこまでファンじゃない、とのこと。おい!
私はちゃっかりCDを先に開封してitunesにインストールした。
ジャンルでいうと、ヒップホップに近い、というか曲によっては完全に韻踏んでラップしている歌詞もある。
1.ヘルニア
一曲目の歌詞で、なぜごっちゃんこがパフォーマーという道を選んだのかを単純明快に理解できる。一曲目が『ヘルニア』てインパクト強すぎる。
一曲目のごっちゃんこの震えるような声を聴いただけで感動してしまう。
真冬に裸になる危ない人なのかと最初観た時は思うが、相撲で昇華できなかった思いをこうしてストリートにぶつけている。まさか本当に力士だったとは。
私も職業柄、ヘルニアになる可能性は高い。そのとき、どうするのか身に詰まされる。
それにしても声量が凄い。
2.僕らの未来に待ったなし
しんどくてもとにかく動けと。「相撲の稽古でよく言うのは」という部分が説得力を増す。現在、絶賛後退中の私にとって、耳が痛い歌詞だ。早く動かねば
3.ずべこべ
これも退職する前の俺自身のことだ。
4.路上
奇跡起きる希望が俺には持てなかったわ。
はじめの一歩を踏み出すときの心情を表現している、
「どんな感じで始めたらいいですか」が好きだ。
5.絶好調
こういう時が俺にもあったな。またくるのか。
6.おしり
エンディングでも触れられてるとおり、ボディメカニクスは大事て話です。
7.前頭葉
ヘルニア→おしり→前頭葉て怖い流れ。
しかし相撲は危険な競技であることは間違いない。
8.ギブミーパスポート
国際派のごっちゃんこシリーズ
9.メキシコの野犬
国際派のごっちゃんこシリーズ第二弾
10.コロナにハリテ
いつまでコロナ続くんだ、ハリテどころか背負い投げじゃ~!!
11.SNS
ごっちゃんこに夢中になれたのも、現実の路上の場で姿を観たからだ。
SNSで知っただけではここまではまらなかったろう。
東京に来ることもあるそうなので、またいつか(というかまだ一瞬しか見てないので今度はちゃんと)見たいものだ。
12.土俵際
マルチタスク無理。
しんどいときの移り変わる心情を吐露。
「頑張らなきゃ」→「今まで頑張ってこなかった」→「頑張らなくてもいいや」
攻め続けるのは難しい、わりと攻め続けていたらいつの間にか逃げに走ってしまったのが俺だ。
頑張らなくてもいいんだ。
13.ケッタマシーン三河國魂
遠回りもいいじゃん♪て歌詞。
「ケッタマシーン」は自転車のこと。
空回りの部分、比喩が上手い。
関係ないが、力士が自転車に乗るとタイヤパンクしそうだが…
ほとんどが楽器無しで手で音鳴らしてるだけなのが味が出ている。
以上。こんなてきとーなレビューですみませんでした。