TOHOシネマズ日比谷にて、TENET公開記念につきIMAXにて再上映されていたため鑑賞。
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
製作総指揮:キップ・ソーンetc
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、マット・デイモン
音楽:ハンス・ジマー
製作:シンコピー、レジェンダリー・ピクチャーズ
配給:パラマウント映画、ワーナー・ブラザーズ
上映時間:169分
だいぶ前に話題になった作品だけど、もう6年も前か…当時は単純に宇宙開拓へ行く話だと思っていたため興味を示さなかったが、観たらこんなに面白いものだったとは。上映中2時間も泣き続けてしまった。
というのも、ウラシマ太郎効果の切なさが際立って出た作品だからだ。。
ウラシマ太郎効果自体はSFではドラえもんを始めとして定番の演出であるが、いかんせんマシュー・マコノヒーの演技が上手すぎた。
後半になるにつれ、観客を飽きさせないようご都合主義的に話が展開されるため、少し萎えてしまうかも。
そして、やはり宇宙や人類という壮大なテーマを扱うとなると、『2001年宇宙の旅』的な、神通力のようなものを借りないと話が着地しないのかなーと思った。
しかし最後の5次元立方体の演出は素直に感動した。どうしても会いたかった娘と、実際に会ってみると、そこには思い描いたような感動があるわけではなく、娘を人類の進化へ導いたところに感動があるのも良かった。
いくらなんでも、娘、万能すぎるだろとは思うが。
以上
あとトウモロコシ畑作って燃やした冒頭シーンも圧巻です。
最終的に家族愛みたいなモンで解決……とは言われてますが、何度も引用されるディラン・トマスの死にゆく父へ手向けた詩(快い闇に流されてはいけない〜死に絶えゆく光に向かって憤怒せよ)や生きようと嘘をついたマン博士など出てくる人が人間臭くて私は好きです。