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ロッキー(特別編) [DVD] |
クリエーター情報なし | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
Amazonプライムにて鑑賞。
以前タマフル映画祭で『クリード』を観た際に会場内にロッキーシリーズを観ていないという人はほんの僅かしかおらず恥ずかしい思いをしたため早急にみなければ!という思いで視聴しました。
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
脚本 シルヴェスター・スタローン
主演 シルヴェスター・スタローン、ゴッド・ファーザーシリーズのタリア・シャイア
音楽 ビル・コンティ
配給 ユナイテッド
上映時間 119分
言わずと知れたスタローンの出世作です。アカデミー賞受賞作品。
街の高金利金貸しで生計を立てる、30近くなっても芽が出ないゴロツキ同然の生活を送るボクサーのロッキー・バルボアが主人公。
唯一の生きがいは、知り合いのポーリーの妹のエイドリアンに会いにペットショップまで足を運ぶことであった。
そんな彼だが千載一遇のチャンスが舞い降りる。ボクシング世界チャンピォンのアポロ・クリードの対戦相手が負傷し、アポロは芽の出ない三流ボクサーに挑戦権を与えることで、アメリカン・ドリームを体現しようと立案し、ロッキーが選ばれたのだ。フリースタイルダンジョンみたいなもんだな。
果たしてロッキーの運命やいかに…
ロッキーとエイドリアンの恋愛パートがとても良かったです。ここまで内気な女性が出てくる映画というのは観たことがなかったかも。最近はすぐ「根暗」て言葉が使われるけど「内気」に言い換えたほうがいい。内気なエイドリアンに猛烈にアタックするロッキーが好きです。
あとロッキーが街にたむろする不良女子に「娼婦になっちまうぞ」と説教するシーンも『タクシードライバー』を彷彿とさせますね。お前は説教する立場なのかと。ちなみに『タクシードライバー』は同じ年のアカデミー賞を争ってますね。アメリカンニューシネマが最後の輝きを放った時代に、同じような作品同士がぶつかっていたんですねい。
しかしロッキー、アポロと渡り合えるほどの素質があったんですねえ。正直スポ根の部分には共感ができないのですが、やさぐれた男が人間関係を再構築していく様子には涙せずにいられません。