Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

軽快なノリで人がバンバン死ぬ『パルプ・フィクション』

2019年02月24日 23時56分37秒 | 映画


「午前十時の映画祭9」にて。
1994年のアメリカ映画。

何気にクエンティン・タランティーノ監督の映画は初めてだ。
ギャングの話だけど、オムニバス的な形式で話が進んでいき、
最終的に各エピソードが繋がっているというもの。

話が分かれているから、
ひとつの作品としてどうこうは言いづらいけど
、軽快なノリの割にはけっこう人が死ぬし、
血もいっぱい出る(笑)

ジョン・トラボルタのロン毛オールバックが印象的だけど、
ああいう短気でちょっと絡みづらそうな役は似合うなと思った。
そして、セクシー。

ブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンは
『アンブレイカブル』より前に、
この映画で共演してたのが感慨深い。

オープニングの曲は有名だよね。
ドラマ版『ウォーターボーイズ』で使われてたときに聞いたけど、
ようやくこの映画でも耳にすることができてよかった。
とはいえ、この映画オリジナルの曲でもなく、
もっと大昔からある民謡?というのはさっき知ったばかり(笑)

タランティーノが撮り直しをするときに、
「今のはOK!OKだけどもう一回。なぜなら、、、」と言った後に、
スタッフみんなで「Because we love making movies!」と言うエピソード好き。

マラソン感がまったくない『サムライマラソン』

2019年02月24日 23時32分37秒 | 映画


2019年公開映画30本中24位。

鎖国していた日本にアメリカがやってきたことから、
安中藩主の長谷川博己が
「これは侵略だ!国と藩を守るために心身を鍛えよう!よし、マラソンだ!」
と家臣に15里(58.5km)走らせるのが物語の始まり。
この時点で、ブラック企業甚だしいなと思ったけど(笑)

そんな中、元々長谷川博己を警戒していた
幕府大老の豊川悦司がそのマラソンに乗じて安中藩を攻めてきたため、
安中藩の武士たちは、行きはマラソン、途中から戦という、
満身創痍に追い込まれるしっちゃかめっちゃかに(笑)

正直、微妙な映画だった。
理由は、タイトルとは裏腹にマラソン感があんまりなくて、
ただの戦国モノだったから。
結局メインはチャンバラだったし。
なのに、締め方が「これが日本のマラソンの発祥である」というドヤ感と共に、
歴代の日本の有名なマラソン選手を映し出す流れが
「いや、これそんなマラソン感ないから」というマイナスギャップに繋がった。

まあ日本のマラソンの発祥であることは史実だそうだけど、
これなら現代の人がマラソンの歴史をたどる過程で、
回想として本編を出す形にした方が、
もう少しマラソン感出たかなーと。

ただ、ちょうど明治に変わる頃という時代背景に、
佐藤健と青木崇高が刀ぶんぶん振り回すもんだから、
「るろ剣かよ」というのはあった(笑)

人生で一番泣いた『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』

2019年02月24日 23時27分48秒 | 映画


2019年公開映画29本中2位!

これはアカン。。。
生涯見た推定1070本の映画の中で一番泣いたかも。
マスク持っててよかった。。。
もう顔面びちゃびちゃ。

母親を病気で亡くす過程を描いた内容だけど、
シンプルがゆえに日常にありえること過ぎて、とてもリアル。
何年か前にWebで漫画見たときも泣いたけど、
実写版の方がもっと泣いた。
開始10分で涙がポロポロ出てきて、
その後はシーンごとにドバドバ出た。
体に水分が足りなくなります。

これはね、自分の年齢もあるかなーと思う。
この歳になると祖父母を失う年代でもあるから、
身近な人を亡くすことに共感できすぎて、
3年前にばーちゃん亡くなったときとか思い出したし、
あと40年か50年して自分の母親にも訪れると考えると、
とてつもなく寂しくなる。
安田顕の母親にまだ生きていて欲しい気持ちとか、
村上淳の何もできなかった後悔とか、
まんま自分がばーちゃんに感じたことですごく共感できた。

遺骨を食べたい気持ちもよくわかる。
俺は、さすがに食べはしなかったけど、
ばーちゃんの骨はお墓に入れるのとは別に、
手のひらサイズの壺買って棚に置いていた。

あと、やっといてよかったなと思ったのは、
ばーちゃんの最後の顔を写真に残しておいたこと。
焼いたら灰になっちゃうからね。
生前の写真はいくつもあるけど、
やっぱり人としての姿を保った最後の姿は
記録に残しておいた方がいいかな、と。
完全に生き残った人間の自己満だけど。