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興奮と涙が世界を覆う『ワンダーウーマン 1984』

2020年12月18日 14時52分54秒 | 映画


『ワンダーウーマン 1984』

【基本情報】
 原題:Wonder Woman 1984
製作年:2020年
製作国:アメリカ
 配給:ワーナー・ブラザース映画

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:1/196👑
 ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★★★★★★★★
    音楽:★★★★★★★★★★

【あらすじ】
スミソニアン博物館で働く考古学者のダイアナ(ガル・ガドット)には、
もうひとつ、ワンダーウーマンとしての顔があった。

ある日、ショッピングモールの宝石店に強盗が押し入る。
犯人はダイアナによって捕らえられたが、
その宝石店は裏取引によって得た骨董品の数々が隠されていた。

その中のひとつに、何でも願いが叶うという天然石"シトリン"があった。

かつての戦いで恋人を失ったダイアナ。
そんなダイアナに憧れる同僚のバーバラ(クリスティン・ウィグ)。
そして、以前よりその石を探し求めていた石油ディーラー・マックス(ペドロ・パスカル)。

それぞれが願いを叶えてしまい、世界は混沌へと陥る。

【感想】
朝イチでキメてきました。
DCエクステンデッド・ユニバース第9作品目。

もうね、今年一番面白かったよ。
もともと僕がスーパーヒーロー映画大好きっていうのもあるけれど、
それを差し引いてもこれはよかったと思う。

僕の中で面白い映画の条件として、
「複数の感情が刺激される」っていうのがあるんだけど、
本作は興奮はもちろんのこと、
まさかの感動もあって普通に泣いた。・゜・(ノД`)・゜・。
予想できる展開ではあるんだけど、
いざ観ると涙がぶわーって止まらなくて。
特に前作を観ていると余計に気持ちが高ぶってしまう。

さて、今回の舞台は前作の第一次世界大戦から大きく変わって1984年。
街ゆく人の服装やアクティビティなんかがすごく時代を感じる作りだから、
最新作なのにノスタルジーを感じるという。

さらに、ショッピングモールのシーンなんかはシュワちゃんの代表作『コマンドー』(1985)への、
カーチェイスのシーンでは『インディ・ジョーンズ』シリーズへのオマージュを感じるから、
それらの作品を観た人なら思わずニヤけてしまいそう(笑)

そして、この映画の一番の見どころはやっぱりアクションシーンのド派手さだよ!
あまりのパワフルさとスピード感に興奮しすぎて鼻血出るかと思った。

それをさ、今僕が世界で一番綺麗でスタイルがいいと思っている
ガル・ガドットが演じるんだからたまらんのよ。
何をやっても画になるチート級の美しさ。
あのゴールドアーマーとか彼女以外似合う人いないだろって。

また、今回の敵は単に世界征服を目論む悪者というよりも、
「人の願望」に着目することで世の中を混沌に陥れるという、
これまでのヴィランの中でもちょっと特殊なタイプ。

「何でも願いは叶う」が、「必ず代償を支払う」という中で、
ワンダーウーマンも敵対する者たちも、
どちらを取るべきか葛藤するところがとても印象的。
そういった人間としての迷いを描いている分、
ストーリー的にも見ごたえがある内容かと。

正直、途中は冗長かなとも思うんだけど、
それをカバーできるぐらいの興奮と感動はあった。

思うに、ハリウッドのスーパーヒーロー映画って、
キャラクターや世界観の作りこみがハンパじゃないぐらい没入感伴うんだよね。

邦画だと役者=キャラクターって思いづらくて、
あくまでも演じているだけって見えてしまうのが、
向こうだと役者がそのまんまキャラクターになる。
ガル・ガドット=ワンダーウーマンだし、
アイアンマン=ロバート・ダウニー・Jrだし。
そういうのが夢と興奮を与えてくれるなーって感じる。
やっぱり映像技術の差かなw

あと、ラストがすごくよかった。
僕は世代的なものもあって"彼女"のことを知らなかったんだけど、
一目見て「この人もしや、、、」って思って、
後で調べたらビンゴ。
こういうリスペクトを入れ込んでくるのも、
この映画の好きなポイント。

映画『ワンダーウーマン 1984』オフィシャルサイト

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