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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

アメリカのブラックジョーク全開の彗星衝突コメディ『ドント・ルック・アップ』

2021年12月28日 20時50分34秒 | 映画

【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:57/276
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【要素】
ブラックコメディ
彗星衝突

【元になった出来事や原作・過去作など】
なし

【あらすじ】
落ちこぼれ気味の天文学者
ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)はある日、
教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)と共に、
地球に衝突する恐れがある巨大彗星の存在を発見する。

世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になる2人。
仲間の協力も得て、
オーリアン大統領(メリル・ストリープ)と
その息子で大統領補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)と
対面する機会を得たり、
陽気な朝のテレビ番組『デイリー・リップ』に出演したりと、
熱心に危機を訴えてまわる。

しかし、人類への警告は至難の業で、
空回りしてばかり。
そのうちに事態は思わぬ方向へと転がっていき……。

【感想】
彗星衝突というからパニック映画かと思いきや、
まさかのブラックコメディ。
監督のアダム・マッケイは、
過去に『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)や、
『バイス』(2018)など、
コメディ調ながらも金融や政治に寄った作品だったので、
個人的にあまりハマらなかったのだけど、
この映画は純粋に楽しめた。

◆豪華すぎるキャスト

まず目につくのは、
豪華なキャスト陣。
メインはレオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスだけど、
その脇を固めるのもこれまた有名すぎる人たち。
大統領役はメリル・ストリープ。
朝の情報番組の司会役にケイト・ブランシェット。
歌手役にアリアナ・グランデ。
スケボー青年にティモシー・シャラメ。
さらに、ノンクレジットだけど、
作中で話題になる映画の監督役にクリス・エヴァンス。

普通の劇場公開用映画でもなかなか揃わなそうなメンツなのに、
ネットフリックス恐るべし、、、!

◆痛快なブラックコメディだけど、ノリはザ・アメリカ的

彗星衝突の映画といえば、
『ディープ・インパクト』(1998)と
『アルマゲドン』(1998)が僕の中では2強で、
いずれも彗星衝突を回避しようとする感動作。

一方でこの映画では、
科学者2人が彗星衝突の危機を必死に伝えようと奔走するも、
まわりがまったく取り合ってくれないばかりか、
大統領ですら国民を守る責務を果たそうとせず、
回避策がまったく立たないどうしようもなさを笑う話だった。

地球存亡の危機に立たされながらも、
みんな自分のことしか考えない、
ある意味“人間らしい部分”を面白おかしく描いていて、
ただのパニック映画に終始しそうなシチュエーションを、
ここまでユーモラスな形にできるのがすごい。

ただ、笑いのツボは完全にアメリカ人用なので、
「ここは笑うところなんだろうな」と頭ではわかっても、
すべてのポイントで笑うことはできなかった(笑)
とはいえ、日本人でも普通に笑えるところもあるので、
気軽に観れる点はよかったかも。

◆そんなわけで

一部の劇場では上映してるけど、
ネトフリでも配信している本作。
全体的に軽快なノリで観れるし、
話もわかりやすいので、
年末年始のお供にちょうどよいかと!

 


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