【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:117/186
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
サスペンス
科捜研
【あらすじ】
榊マリコ(沢口靖子)をはじめとする“科捜研”のスペシャリストたち。
捜査一課の土門刑事(内藤剛志)、
解剖医の風丘教授(若村麻由美)らが
スクリーンを舞台に挑むのは<世界同時多発不審死事件>。
京都を皮切りに世界中に拡がる死の連鎖。
シリーズ史上最難関の事件、
現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る<史上最強の敵>。
スクリーンに散りばめられた謎を解かなければ、
死の連鎖は止められない。
究極の決断を迫られた榊マリコが最後にとった行動とは――。
【感想】
人生初の『科捜研の女』。
シリーズモノは全部観てからって決めてるけど、
これはさすがにあきらめた。
シーズン20もあるから(笑)
これ、20年以上も続いてるんだよね。
主演の沢口靖子もシーズン1のときはまだ34歳。
自分とそう変わらない歳から、
20年以上も同じ役をやり続けるってすごい。
テレ朝は戦隊モノや仮面ライダーを始め、
『相棒』や『ドクターX』など、
シリーズを長く続けるのがうまいよねー。
その分、途中から入りづらいってのはあるけど(笑)
でも、この映画、
過去シリーズを観てなくてもまったく問題ない。
そりゃ登場人物はメチャクチャ多いからね。
『アベンジャーズ』のように、
過去シリーズを観ていた方がキャラに対する愛着はわくと思う。
ただ、ストーリー自体は至ってシンプル。
世界同時多発不審死事件を
科学的に捜査していくというオーソドックスな流れ。
中心は"科捜研"なので、
現場検証や聞き込みというシーンはほぼない。
遺体の解剖や遺留品の付着物などを細かく分析し、
真相に近づいていくのだ。
この映画の面白いところは、
まさにチームワーク。
各登場人物が自分の専門知識を駆使して分析を行う。
その結果を持ち寄り、
真実を解明していく過程だ。
その細かく丁寧な作り込みは見ごたえある。
また、クスッと笑えるシーンもちょいちょいあって、
いいスパイスになってるんだよね。
そんな中で、やっぱり榊マリコのキャラクターが一番の魅力だろうなー。
この映画、基本シリアスなんだけど、
マリコだけ茶目っ気たっぷり。
大企業のように意思決定に時間がかかる警察組織において、
「今日中にお願いしますね~♪」などと、
かわいい笑顔でしれっと無茶ぶりするところなんか、
メチャクチャキュートだから。
1999年シーズン1の一部をYou Tubeなんかで観ると、
マリコってこの映画とは比べ物にならないほど
元気いっぱいのコメディガールなんだけど、
そのキャラクターはまだ残ってるなって感じる。
意外と体当たりなところもあるので(笑)
これだけ長いシリーズの映画化だとね、
正直、映画っていうよりは
2時間のスペシャルドラマを観ている印象ではある。
だけど、シンプルかつ観やすいサスペンスモノを求めているなら
うってつけかなって思った。
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