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まさかのスパイ系映画だった『燃えよドラゴン ディレクターズ・カット』

2020年12月11日 00時28分02秒 | 映画


【基本情報】
 原題:龍爭虎鬥
 英題:Enter the Dragon
製作年:1973年
製作国:香港、アメリカ合作
 配給:ワーナー・ブラザース映画

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
少林寺で武術の達人であるリー(ブルース・リー)は、
国際情報局のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィークス)からある依頼を受ける。

それは、かつて同じく少林寺で武術を学びながらも、
悪の道に手を染めて破門となったハン(シー・キエン)が所有する島で、
3年に1度開催する武術トーナメントの参加を依頼することだ。

実は、トーナメントの参加は表向きで、
真の目的は犯罪行為の疑いがあるハンの島の内偵することだった。
同じ釜の飯を食った仲間を疑うことに消極的であったリー。

しかし、帰郷した際に家人から、数年前に妹スー・リン(アンジェラ・マオ)が
ハンの屈強な手下オハラ(ボブ・ウォール)と仲間たちによって追い詰められた末に
自害を遂げた事実を聞かされる。

真実を知ったリーは、ハンへの復讐を誓う。

【感想】
来年の元旦に公開される映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』の予習を兼ねて、
今さらながらブルース・リーの"ドラゴンシリーズ"を観てます。

huluで観てたら、この『燃えよドラゴン』だけがなかったのだけど、
もし生きていたら今年がブルース・リーの生誕80周年ということで、
今まさに劇場公開されているというタイムリーさ。

ストーリー自体は過去作とはだいぶ異なる。
これまでは、今でいう『イップ・マン』的な、
麻薬の密売組織や道場破り的な輩をぶちのめす
スカッとする話がメインだったのだけど、
今作は『007』を彷彿とさせるスパイ系。

敵の本拠地に侵入し、スニーキングミッションをこなしつつ、
大バトルシーンもあるというもの。
使うのが銃でなくて、カンフーっていうだけでね。
それもそのはず、元々の脚本は『007』シリーズの第一作目、
『007 ドクター・ノオ』(1962)に大きくインスパイアされていたそう。
ラスボスも義手だったし。

この映画が公開された1973年の日本では『007』シリーズが大ヒットしていたこともあって、
この手のストーリーが大人気だったらしい。

ただ、スパイ系映画ってアクションシーン以外はけっこう冗長だったりするよね。
戦いのシーンを観たかった僕としては、
前作までの"ザ・カンフーアクション"みたいなストーリー展開の方が好きだったな(笑)

とはいえ、ブルース・リー自身のかっこよさは尋常じゃない。
僕たちの世代だと、よほど映画やカンフーが好きじゃなければ、
彼の映画をちゃんと観ている人はそんなに多くないかもしれない。

今回僕も初めて観たんだけど、
とにかく彼の圧倒的な肉体に驚かされる。
あんなに鍛え抜かれた筋肉を持ちながら、
凄まじく柔軟性に富む。
まさに剛と柔を兼ね備えた肉体だ。

そこから繰り出されるキレのあるパンチとキックの数々は目にも止まらぬ速さで、
50年近く経った今でもそのすごさに目が点になる。
最近は日本のドラマや映画でも本格的なアクションシーンが増えてきたけど、、、
50年前のブルース・リーとは歴然とした差が。。。
そりゃ香港や中国の俳優って、ガチの武術家もいるからね、、、
どうしても差が出ちゃうよね(笑)

僕が小さい頃、今の僕の年齢と同じぐらいの父親がたまに
「ホワチャアアアア」とか言ってたけど、気持ちわかるわー。
あれはやりたくなる。
そう、『マトリックス』で銃弾避けるために上体反らしたり、
『スパイダーマン』で糸出すために手首をクンッてやったり、
あれらと同じだよねwww

この映画のおかげでブルース・リーとカンフーが世界的なブームになったみたいだね。
あのサモ・ハン・キンポーやジャッキー・チェンもチョイ役で出てる。
ブルース・リーの前からカンフー映画はあったけど、
彼がそれを世界に広め、
ジャッキー・チェンやジェット・リーがバリエーションを増やし、
今はドニー・イェンが受け継いでいる。
本当にカンフーは国宝だと思う。



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