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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

メイドカフェと三味線に青春を捧げたオール青森ロケの『いとみち』

2021年06月29日 00時08分30秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:103/128
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
青春
三味線
青森
メイドカフェ

【あらすじ】
青森県弘前市の高校。
そこに通う相馬いと(駒井蓮)は、
この世代では珍しく激しい津軽弁で、
みんなから笑われる。
訛りと人見知りで本当の自分を見せることができず、
友人もいない。
得意だったはずの津軽三味線も気乗りせず、
弾かないままずっとしまい込んでいる。

そんなもやもやした日々を過ごすいとが
意を決して始めたのが、
なんとメイドカフェのアルバイト!
五能線と奥羽本線を乗り継ぎ、
"大都会"青森市へ。
津軽メイド喫茶店には、
やたら丁寧な店長の工藤優一郎(中島歩)、
強気なシングルマザーの葛西幸子(黒川芽以)、
漫画家を目指している福士智美(横田真悠)がいた。

いとはメイド服がばっちり似合って喜んだものの、
決め台詞が言えない。
「お、お、おかえりなさませ、ご、ごすずんさま!」。
オーナーの成田太郎(古坂大魔王)の
不気味さにビビりつつも、
仕事に励むいと。

しかしある日、
テレビのニュースで成田が逮捕されたことが報じられ驚愕する。
突然のメイドカフェ廃業の危機にいとが立ち上がった。

「わあ、好ぎだ人たぢど、ずっといっしょに働きてえです。
 まんだいっぺえお客さんさ来てもらいてえんです。
 三味線弾がせでください!」

【感想】
青森県のご当地映画だね、これは(笑)
お話はオーソドックスな高校生の青春ストーリー。
激しい津軽弁で友達のいない主人公が、
心機一転メイドカフェでバイトして三味線弾いて、
自分を出すっていう。

こういう話は好きだし、
タイトルやポスターではまったく惹かれないからこそ、
意外と中身がよかったりするんじゃないかって思ってたんだけど、、、
なぜだろう、僕はほとんどハマらなかった。
各レビューサイトでは高評価もかなり見受けられるし、
その理由はわかるんだけど、、、
僕の口には合わずでして(笑)

まず一番大きいのは、
セリフが何言ってるかわからないところだったかなあ。
もちろん、前後の関係で意味は通るんだけど、
セリフそのものが津軽弁で聞き取りづらく、
耳に入ってこないっていう。

次に、いとがアルバイトを始めたきっかけが
弱かったかなーって思った。
特定の目的があったのかよくわからないまま、
いきなりメイドカフェに決めてたから。
いや、もしかしたら言ってたのかもしれないけど、
津軽弁で僕が聞き取れなかっただけかも?

あと、友達の早苗(ジョナゴールド)と
いつ仲良くなった、、、?って。
ただ通学の電車がいっしょってだけで、
それ以外の接点がないのに、
親友みたいになってるのに違和感。

僕自身の好みと関わる部分としては、
この映画が“個人プレイ”っていうのも
ハマらなかった理由かもしれない。
結局、メイドカフェの仕事も
まわりと協力するようなところはなかったし、
三味線に関してはいとがひとりで完結させてたからなー。

僕は『ウォーターボーイズ』や『チア☆ダン』みたいに、
スポーツかつ集団競技で、
仲間との対立を乗り越えて最後に勝利をつかむっていう、
スポ根系のものが好きだから(笑)

ちなみに、普段の生活の中では仕事を含め、
チームプレイよりは個人プレイの方が性に合ってるんだけど、
だからこそ、映画やドラマの中にある
夢物語のようなチームプレイには憧れがあるし、
そういうのを観たいかなーって。

でも、ラストでいとが三味線を弾くシーンは
すんごい練習したんだろうなって思えるぐらい圧巻だった!!
おばあちゃんの三味線もすごかったけど、
この方は三味線界では有名な方みたい。

そういえば、店長を演じた中島歩って、
明治時代の小説家の国木田独歩の玄孫らしいんだけど、
声としゃべり方がものすごく竹野内豊に似てた(笑)

映画『いとみち』公式サイト

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