【基本情報】
⠀ 原題:Juliet, Naked
製作年:2018年
製作国:アメリカ・イギリス合作
⠀ 配給:アルバトロス・フィルム
【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:32/64
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 笑い😂:★★★★☆
ロマンチック😍:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ アホ🤪:★★★☆☆
【ストーリー】
イギリスの港町サンドクリフに住むアニー(ローズ・バーン)と、
パートナーのダンカン(クリス・オダウド)。
ダンカンはかつての伝説的なロック歌手
タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)をこよなく愛し、
自身でファンサイトを管理するほど。
ある日、ダンカンはタッカーのデモテープを手に入れるも、
その出来栄えについてアニーと意見が反り合わず。
アニーはファンサイトに「マジで退屈だ」と書き込み、ダンカンと仲違い。
しかし、その書き込みを見たタッカー本人から「キミは正しい」と連絡が。
そこからメル友のような関係が続いた後、
ひょんなことから会うことになり、2人の関係が急展開に。
【感想】
これはマジで笑うwww
設定とキャラがわかりやすいのがよかった。
ダンカンの目線に立つならば、自分の大ファンのミュージシャンに
パートナーが取られるみたいな感じだから、
その設定が面白い(笑)
そして、キャラがわかりやすいのもウケるポイント。
タッカーは本当にミュージシャンのしょーもなさを体現しているかのようで、
母親の違う子供が3組もいるからね(笑)
タッカーが心臓発作で倒れたときなんか、
お見舞いにその子供たち、母親、さらにはそのパートナーまで来て、
しっちゃかめっちゃかになるのは笑った(笑)
でも、アニーは惹かれちゃうからねー。
やはり、ミュージシャンにはモテる何かがあるのかなと(笑)
とはいえ、タッカーがそこまで魅力的かと言えば、
もはや腹の出た女にだらしないただのおっさんだし、
アニーもダメンズが好きそうな感じはしない。
これについてはタイミングでしかないのだけど、
ちょうどパートナーのダンカンに浮気された後だし、
町のおばあちゃんに「若い頃冒険しとくべきだった」
みたいなことを聞いた後なので、
完全に外的要因が影響を与えた気がする(笑)
そして、もっと笑えるのがダンカン。
タッカーに初めて会ったときに本人と気づかず、
失礼な態度取っちゃうところは爆笑必至(笑)
ただ、彼のタッカーに対する想いはすごく考えさせられる。
ダンカンは自身が世界で一番タッカーファンだと自負しているから、
興奮のあまり自分の哲学を本人にぶつけるんだ。
「あの曲ってこういうことだよね!」、「あれはマジ名曲だよ!」って。
とはいえ、タッカー本人の思惑はまったく違ったりするから、
「何も知らないくせにあーだこーだ言うな」とピシャリ。
そんな中で、ダンカンは
「でも、あなたがなんと言おうとあれが名曲であることに変わらない。
なぜなら、僕の心に大きな影響を与えたからだ」と。
音楽に限らず、絵や映画もそうだと思うけど、
作った人の思惑と、受け取った人の感じ方は必ずしも一致しないだろうから、
そこのギャップってみんなどう考えているのかってのは気になる。
こうやってただのラブコメに終始せず、
作品に対する作者とファンの受け止め方の違いなんかも
垣間見れたのはよかったなー。
いい歳した大人たちが、
年齢を感じさせずにワイキャイする姿は見ていて清々しいというか、
自分もまだまだ人生楽しめそうだなって思わせてくれるから好き。
あと、子役の男の子が超絶かわいい。
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