2019年公開映画163本中24位。
これは、個人的にすごくよかったと思う。
ジョーカー誕生の秘密。
僕にとって、ジョーカーはずっとジョーカーでしかなかった。
気づいたときにはバットマンの宿敵で、それ以上でも以下でもなかった。
どうせ倒される人だし、彼の人間性を掘り下げることもなかった。
だからこそ、この映画を新鮮に感じることができたのだ。
昨今のスーパーヒーローに関する映画で、
ヒーローやヴィランの人間性を深く掘り下げた作品があっただろうか。
いや、ない。
思えば、それらの映画は戦いのシーンにも時間を割くから、
深い人物描写まで到達できなかったように思う。
それこそが、本作『ジョーカー』の最も特徴的なところなのだ。
戦闘シーンが皆無で、ひたすらジョーカー、
いや、アーサー・フレックの人物描写に時間を割いている。
財政難で暴動が絶えないゴッサムシティ。
母親の介護をしつつ、派遣会社で働きながらコメディアンを目指すアーサー。
とあるミスで会社をクビになり、その帰りに犯してしまう殺人。
やがて明かされていく出生の秘密。
それらが連なって、彼を狂気のピエロへと変貌させたのだ。
僕が思うに、彼には圧倒的に愛や安息が足りなかったように思う。
元々精神的に不安定なところはあったけど、
それを踏まえてもきちんと彼を認めてあげられる人がいなかったからこそ、
あんなことになるんだろうなと思った。
まるで、非行少年がなぜ非行少年になってしまったのか、
というのと似ている気がする。
DCの映画、バットマン、ジョーカーの
どれかが好きな人は観ないと損だと思います!
ここまで人物背景がわかると、今後のシリーズを観る上でも、
絶対にストーリーの理解が深まるから!!
これを機にDCエクステンデット・ユニバース立て直してもいい気がする。
その最初の作品としてふさわしいよ。
でも、この後本当にどうなるんだろうか。
2021年に新生バットマン公開だけど。
ジョーカー出てくるのかな。
出てきたとして、ホアキン・フェニックスなのかな。
本作ジョーカー公開と同時に「ダークナイトがテレビ放映されたので見たところ、刑務所に収監されてますから、殺されていません。
2021年に新生バットマン公開は、初耳でしたが、本作ジョーカーが演じるならその変身ぶりを見て見たいものです。
ヴィラン(Villain)とは、「悪党」や「悪者」を指す言葉。また「悪役」の事も意味するのでしたか("^ω^)・・・φ(..)メモメモ
『ダークナイト』シリーズのジョーカーも好きでした。
でも、今回のジョーカーの方がより哀愁漂う感じでしたね。
ハリウッド映画はリメイクやリブートする場合、過去の設定はなかったことになることも多いので、申請バットマンで出てくるとしたら、どう絡むのかが非常に気になりますね!!