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悲運の連鎖と魂の救いだった『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(ネタバレあり)

2022年02月28日 00時29分26秒 | 映画

3回目、観ました。
2022年日本公開映画の中で1位、
生涯観た映画の中で3位なのは、
やっぱり変わりません。
もう公式もネタバレしているので、
全部言っちゃおう(笑)

◆すべてのユニバースがひとつに集結する興奮

過去のヴィランが全部出てくるということで、
予告のときから大興奮だったこの映画。
もちろん集まったのはヴィランだけじゃない、、、
なんとスパイダーマンも総出演なのだ!!
役名が同じなので役者名で統一するけど、
トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが合流!!
これはもう、
2002年のスパイダーマンから全部映画館で観ていた身からしたら、
これ以上ないエモさだった!!
彼らがイエローサークルから出てきたときは、
劇場内で歓声と拍手が沸き起こったからね。
感極まって泣いたよ、3回とも。・゜・(ノД`)・゜・。

◆どのユニバースにも訪れる喪失感

メイおばさん(マリサ・トメイ)を失ったトム・ホランド。
でも、他の2人も同じように大切な人を失くしてるんだよ。
トビー・マグワイアはベンおじさん(クリフ・ロバートソン)を、
アンドリュー・ガーフィールドはグウェン(エマ・ストーン)を。
でも、みんな失ったのは1人だけじゃない。
トビー・マグワイアは親友のハリー(ジェームズ・フランコ)も、
アンドリュー・ガーフィールドだって
ベンおじさん(マーティン・シーン)も亡くしてる。
そして、トム・ホランドは、、、
トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)を。
トニー・スタークは別としても、
他の人たちはみな、
ピーター・パーカーがスパイダーマンになったことがきっかけとなって、
命を落としている。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」。
その言葉通り、
自分が大きな力を持ってしまったことが、
大切な人の死に繋がっているから、
これはものすごくやるせない。

◆魂が救われたアンドリュー・ガーフィールド

個人的に、本作で一番感動的だったのは、
MJ(ゼンデイヤ)が高所から落ちるシーン。
トム・ホランドが助けに行こうとするも、
グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)に邪魔されて叶わず。
でも、咄嗟にその危機を救ったのが
アンドリュー・ガーフィールドだったのよ。
彼は『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)にて、
同じように時計塔から落ちていくグウェンを
ギリギリで救えなかったことをずっとずっと悔やんでいた。
だから、今回MJを助けたときに、
「ああ、彼はこうやってグウェンを助けたかったんだろうな」
って思うと、ここも涙が止まらなくて。
同じ過ちを繰り返さないことで、
ある意味救いにはなったと思うけど、
MJを助けた後のアンドリュー・ガーフィールドの
安堵と後悔が混ざったような表情はとても印象深い。

◆最後の決着のつけ方はトニー・スタークがいたからこそ

今回の騒ぎを終息させるために
トム・ホランドが取った行動。
それは、みんなの記憶から
スパイダーマン=ピーター・パーカーという記憶を消すこと。
みんながそのことを知っているから、
あらゆるユニバースから彼のところに押し寄せてくる。
ならば、その記憶がなくなれば、
危険は去ると考えたわけだ。
大切な親友、恋人、仲間たちから
自分の存在が忘れられることは、
ある意味死んでも記憶に残り続けることより残酷じゃないかな。
でも、トム・ホランドは大切な人たちを救うために、
自ら犠牲になったのだ。
これは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で、
自分の命と引き換えに世界を救った
アイアンマンと通ずるところがあるように思う。
むしろ、彼のその自己犠牲の姿を目の当たりにしたからこそ、
トム・ホランドは今回の決断をできたのかもしれないなって思うと、
2人の絆の強さを感じる。
トニー・スタークとピーター・パーカーは、
親子のようでもあり、
兄弟のようでもあったから。

◆そんなわけで

日本でもそろそろデジタル配信が開始されそうな本作。
その前に、ぜひ映画館で観て欲しい。
すべてのユニバースが集結し、
笑いと涙と驚きと興奮とエモさに満ち溢れたこの映画を、、、!




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