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日本の運命を変えた『ミッドウェイ』

2020年09月11日 21時56分49秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Midway
製作年:2019年
製作国:アメリカ
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:17/122
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★★★★★★★★
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
1941年12月7日、日本軍は山本五十六(豊川悦司)の命により、
ハワイの真珠湾に攻撃を仕掛ける。

大打撃を受けたアメリカ側は、その反省から日本軍の情報収集に注力し、
次なる目的地をハワイ諸島北西のミッドウェイ島と分析し、
全戦力を集中した逆襲に勝負をかける。

そしてついに、空中・海上・海中のすべてが戦場となる
3日間の壮絶な戦いが幕を開ける。

【感想】
これは日本人として絶対に観ておいた方がいい映画だと思う。
第二次世界大戦における日米の激しい攻防の中、
それまで優勢だった日本軍が一気に形勢逆転された運命の戦い。

ストーリー云々よりは、歴史的事実としての意義や
戦闘シーンの臨場感の方が目立つけど、
だからこそ映画館で観るに適した作品だ。

過去にミッドウェイ海戦を扱った映画は実はけっこうあって、
あの三船敏郎が出演しているものもあるけれど、
残念ながら僕はどれも観ておらず。
なので比較はできないけれど、本作はそのミッドウェイ海戦を
日米両国の視点から描いた作品となっている。

日米両国の視点とはあるものの、
個人的にはアメリカ寄りだなとは感じた(笑)
使われているシーンの多さもそうだし、日本人の登場人物は淡々と描かれているし、
何よりもアメリカが勝ってるからね、、、
彼らの美談のように見えてしまう部分はある。

本作では真珠湾攻撃から始まり、
ドーリットル空襲(アメリカによる初の空襲で東京大空襲とは別)、
そしてミッドウェイ海戦の3つの出来事が描かれているのだけど、
とにかく映像がすごい。

昨年、『アルキメデスの大戦』を観たとき、
あまりにも迫力ある映像に「ついに邦画もここまで来たか!」と唸ったものだけれど、
本作は優にそれを超えていて、レベチってこういうことかと思った。

一番すごかったのは、
巨大な空母やおびただしい数の戦闘機による総力戦が行われる中、
飛び交う弾の数のとんでもなさだよ。
シューティングゲームである"弾幕"、まさにあのまんまで、
一発でも当たったら致命的な弾が雨のように降り注ぐ中、
よくパイロットたちは突っ込んでいけるなと。。。

僕は序盤の真珠湾攻撃が特に印象的だと感じたんだけど、
これ普通に民家から見える距離に停泊していた戦艦が悉く破壊されていくんだよね。
それを見たときのアメリカの民間人ってどんな気持ちだったんだろうって。
みんなの期待が集まる米軍の戦艦が目の前で潰されるって、
精神的ダメージ大きいんじゃないかな。。。

また、アメリカ軍が日本軍にメッチャビビってる描写にも驚いた。
今だとね、エンタメにしろビジネスにしろ
アメリカの方が進んでいるイメージが強いじゃない。
さらに、ハリウッドの軍事モノの映画を観ると、
屈強な男たちが眩しいぐらいの自信で「俺らが最強だ!」
なんて言ってるのをよく目にするから、
そんな先進的かつ強いアメリカ人たちが
「日本軍は無敵だ」「日本軍に勝てるのか」って言ってて、
こんな小さな島国が大国をここまでビビらせるなんて、
そんなに強かったんだっていう意外さがあった。

僕がこの映画を観て一番強く思ったのは、
本当に日本とアメリカって命の取り合いをしていたんだ
っていう信じられなさと悲しさかな。
何をいまさらって感じだけど、
これまで戦争映画を観ても他人事だと思ってた
(日本が関わっていないものだと余計に)。

でも、これは自分たちの国が当事者であるっていうのと、
戦争世代があと10~20年したらみんないなくなってしまうって考えたら、
急に当時の人たちに想いを馳せるようになって。

以前、父方のひいじーちゃんが書いた日記を見つけて、
「一郎(じーちゃん)が戦地へ行ってしまい会えなくて妻と共に泣いた」
って書いてあるのを読んだってのも大きいかなー。
なんかこういう映画を観て、
昔とは違う感じ方をするようになった気がするよ。

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