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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

2017年01月10日 22時13分54秒 | 映画


これはね、本当に面白かった。
今まで多くの映画を観てきたけど、
初めて「平和は誰かの犠牲の上に成り立っている」
ということを強く実感した映画だった。
もちろん、過去シリーズ全部観ているがゆえだけど(笑)

2015年のエピソード7を観たあと、
「次回作は2年後か~」と思っていた矢先に、
スピンオフが2016年12月に公開と聞いて、
「うお!来年も観れるのか!」という期待と同時に、
「いや、でもスピンオフってなんだよ」という不安も感じた。

だから、正直期待していなかったんだよね。
メインキャラが出るわけじゃないしって。

で、2016年12月17日の0時に六本木に観に行ったら、
「うーわ、出たよこれ、出ましたよ。めっちゃ面白いじゃん」って。
大興奮ですわ。

物語としてはエピソード3と4の間と聞いていたけど、
実際はエピソード4のちょい前あたり。
デス・スター開発者のひとりであるゲイレン・アーソが
デス・スター破壊に繋がる仕掛けをしたけど、
それを知るにはデス・スターの設計図が必要とのことで、
娘のジン・アーソがそれを手に入れるというのが大まかな流れ。

今回、ジェダイは出てこないものの、
ちょいちょい懐かしいキャラや惑星も出てきて、ファンにはたまらない演出。
C-3POやR2-D2にレッドリーダー、ダース・ベイダー、ヤヴィンなど。
セリフの中にレイア姫やオビ=ワンを想起させる内容も。
さらに、ターキン総督や若き日のレイア姫も顔だけCGにして登場!!
それらが出るたびに会場から歓喜が起こるんだよね。もう本当にお祭り状態。
ちなみに、公開当日はエピソード7のときもそうだったけど、
熱狂的なファンが多いせいか、
映画が始まる直前はアイドルライブのペンライト並みにライトセーバーのライトアップ(笑)

個人的に特に興奮したシーンが、
終盤の設計図を手に入れるところの戦闘シーン。

ジンが反乱軍の協力を得られないまま有志だけで惑星スカリフに潜入。
その事実を知った反乱軍も急遽応援を送り、全面戦争勃発!!
スカリフは途中からシールドを全展開してしまうために、
一部の戦闘機しか中に入れなかったのだけど、
惑星内外でド派手な戦闘シーンが繰り広げられ、もうあわあわしちゃった。

4DXで2回目の鑑賞もしたんだけど、
その戦闘シーンは完全に東京ディズニーランドのスター・ツアーズみたいで、
ものすっごく興奮した!!

結果、デス・スターの設計図は反乱軍に渡るんだけど、
設計図をデータで送信した直後、
ジンたちが残るスカリフにはデス・スターからのスーパーレーザーを受けて崩壊。

最後、浜辺で抱き合うジンとキャシアンの姿は『ディープ・インパクト』を彷彿とさせ、
涙ちょちょぎれるシーンに。
もともと惑星内で戦っていたメンツはすでに戦死している人が多かったものの、
惑星自体がなくなったことによって、生存者ゼロ。

データを受け取った反乱軍の船にダース・ベイダーも乗り込み、
ここがまさにエピソード4の冒頭シーン。
ラスト、レイア姫が映ってエンド・クレジットへ。

本当にローグ・ワンの犠牲によって、デス・スターの設計図が渡り、
続くエピソード4での破壊作戦に繋がるから、シリーズ通して観ていた人は、
本当にすごく感動的な仕上がりだったと思う。
大規模な戦闘からの感動シーンは、シリーズの中で最も心を打つと個人的には感じた。

仮にジンとキャシアンが愛し合うシーンがあれば、子供が残っていて、
続くシリーズに登場するなんてこともあったかもしれないけど、
残念ながらローグ・ワンの人物は今のところ誰も出てきていないから、
あそこでみんな終わってしまったと思うと悲しいね。

まだ観ていない人はぜひ4DXで観て欲しいと思う。
(MX4Dはぬるい。振動や動きがなんか弱くて。。。)

個人的には「フォースは我と共に。我はフォースと共に」
と念仏のように唱えていたフォースオタクの武術マスター、
チアルートもけっこう好きなキャラだった(笑)


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