前編に続き面白かった。
この映画のいいところは、将棋だけにとどまらないところだよね。
前編だと桐山零の幼少期の辛い体験や有村架純の不倫、
倉科カナ一家との出会いなどもあって、
そこに生まれる人間ドラマを楽しめたからよかった。
それは今回も同じで、もちろん桐山零と名人役の加瀬亮との対決や
獅子王戦での伊藤英明とのバトルといった将棋における盛り場もあるけど、
例えば、清原果耶が学校でいじめに遭っていたり、
彼女たちの父親で伊勢谷友介が出てきて、またいっしょに暮らそうと言ってきたり、
伊藤英明の妻が亡くなったりと、
棋士たちを取り巻く環境も多く描いていたから、
僕のように将棋をまったく知らなくても、
その人間ドラマにハマることができた。
何気にこの映画は登場人物が多く、その分ひとりに割かれるシーンは少ないと思うけど、
それでも各キャラクターの人間性がわかるぐらいにはなっていて、
そこの作りがうまいなあと思う。
これを機に原作でも読んでみるかなあ。
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