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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

子供の扱いに胸が痛くなる『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』

2020年09月22日 16時18分29秒 | 映画


【基本情報】
 原題:나를 찾아줘
 英題:Bring Me Home
製作年:2019年
製作国:韓国
 配給:ザジフィルムズ、マクザム

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:80/132
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
ソウルの病院で看護師として働くジョンヨン(イ・ヨンエ)。
6年前、当時7歳の息子ユンスが公園で失踪し、
夫のミョングク(パク・ヘジュン)と共に捜し続けている。

ある日、彼女の元に、ユンスの目撃情報が寄せられる。
目撃された少年とユンスの特徴は一致しており、
その情報にわずかな望みを託し、
ジョンヨンはユンスに似た少年ミンスのいる
マンソン釣り場へと向かう。

しかし、釣り場の従業員たちに尋ねても
「ミンスなんて少年は知らない」の一点張り。
さらに、地元警察のホン警長(ユ・ジェミョン)でさえ、
ミンスの存在を隠そうとしていた。

引き下がれないジョンヨンは、その夜、
一家が寝静まったタイミングを見計らって
釣り場の一角にある家に侵入するが……。

【感想】
子供を持つ親にはちょっと辛い内容かもしれない。。。

この話自体はフィクションだけど、
生死もわからない子供を捜し続ける不安がひしひし伝わってくるのと、
釣り場の人間たちがクズなのが印象的な映画。

彼らはミンスとジホという子供をかくまっているんだけど、
扱いが本当に酷くて、殴る蹴るの行為は当たり前。
中には子供にいたずらするやつまでいる。

メンバーの中には現役の警察官もいて、
彼が率先して自分たちの悪行を隠そうとするところが実にやるせない。

そんな中に自分の子供がいたらと思うと心が痛むのだけど、
臆することなく立ち向かっていくジョンヨンに親の強さを感じる。

特に、家に侵入するシーンなんかは、
見つかったら殺されるかもしれないという懸念が、
余計に恐さを増幅させるんだよね。

もちろん、ジョンヨンにも恐怖はあったと思うけど、
その恐怖と息子がここにいるかもしれないという期待のせめぎ合いの中で、
母親として屈しない姿勢には、
力強さと同時にややヒステリックさも感じた。

終盤のシーンは、それまで「静」だった流れを
一気に「動」に変えるぐらいのインパクトがあるんだけど、
まるでホラー映画におけるラストバトルみたいな感じで、
目まぐるしい展開に1秒たりとも目が離せない派手さがあるのがよかった。

しかし、ちょっと気になる点もある。
まず、もっと応援呼べないのかなって。
全部ジョンヨンひとりでやってたけど、
助けを呼ぶことはできそうだったな。

次に、ユンスの特徴。
彼は足の小指が副爪とのことなんだけど、これがわかりづらい。
ミンスの足がアップになるシーンがあるんだけど、
そこで副爪かどうかが見えないから、
ユンスとの関係性が断定しづらい。

だから、ラストの終わり方が微妙だと感じちゃうんだよねー(笑)

とはいえ、サスペンスやアクションとしては
さすが韓国映画と言えるぐらいスリリングな展開だったので、
個人的にはアリだなーと思える映画だった。

映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」公式サイト

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「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」公式サイト

 


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