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キラキラ青春って美男美女の専売特許で凡人からしたらファンタジーやSFの類だよねと思った『胸が鳴るのは君のせい』

2021年06月21日 22時46分11秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:104/121
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ラブコメ
学園モノ
青春
ジャニーズ

【あらすじ】
高校1年の3学期に転校してきた有馬隼人(浮所飛貴)は、
イケメンなのに愛想がなく、
ちょっと怖い。
クラスメイトの篠原つかさ(白石聖)は、
そんな有馬が気になり、
いつしか目で追うようになっていた。

高校2年生最後の日。
友達から「両想いじゃない?」
とはやし立てられたつかさは、
ずっと抱いてきた有馬への想いを伝えるも、
「そういう目で見たことない」
ときっぱりフラれてしまう。

新学期。
有馬と同じクラスになったつかさは、
変わらず友達として優しくしてくれる彼に、
好きな気持ちがますます加速。

ところが、同じクラスになった
イケメンの長谷部泰広(板垣瑞生)から、
いとこが有馬の元カノだと知らされ大ショック。
モヤモヤした気持ちでオリエンテーションキャンプに向かうものの、
たまたま同じ場所に来ていた元カノ(原菜乃華)に遭遇し、
隼人とヨリを戻す手伝いをして欲しいとお願いされてしまう。

さらに、長谷部はそんなつかさに特別な感情を抱くように。

それぞれの想いが複雑に絡み合う中、
つかさの一途な片想いの行方は……。

【感想】
一時期より少なくなった
高校生キラキラ青春純愛映画。
観に来たお客さんは
キャストのファンの子が多いから、
おじさんひとりで観に行くと、
肩身狭い(笑)

こういう映画、
前までは展開が同じすぎるから
お腹いっぱいって思ってたんだけど、
見方を変えると意外と楽しめる。
それは、いかにツッコミ要素を探すか(笑)

ある程度歳を重ねた人なら、
同年代の友達といっしょに酒を片手に、
「そんなわけあるかーい!」
ってツッコミながら観るのが楽しいかも。

本作は90年代のトレンディドラマ並みの恋愛至上主義。
自分にもこういう青春あったのかなーなんて思ったけど、
ねーよって。
ファンタジーやSFの世界なんだよ、
こんなキラッキラした青春。
美男美女にしか訪れない、
国民の99%は体験しないおとぎ話。

ストーリーやキャラクターは
ラブコメの教科書かってぐらい
シンプルかつオーソドックス。
面白いぐらいに次の展開が読めてしまうわかりやすさは、
むしろ好感度高い。

元気なヒロイン、
転校してきたクールなイケメン。
「姫」ってあだ名がつきそうなぐらい
お嬢様感あるライバル。
ヒロインにちょっかいを出すチャライケメンに、
クラスに必ずいるお笑い担当。

そんな彼らが、
キャンプや夏祭り、文化祭と、
これまた学園モノの定番イベントの中で、
キャッキャウフフしていくのは微笑ましい。

そして、ツッコミどころありすぎて
逆に笑っちゃう登場人物の言動の数々。
「寝言は寝てから言え」
って言いたくなるセリフと、
イケメンしか許されない行動のオンパレード。

キャンプ場の炊事場にて、
洗い物中につかさが
シュシュを落として濡らしちゃって。
そのとき隼人が、
後ろから髪をサラッてまとめ上げて
「持っててやるから早く洗っちゃいな」って。

いやいや、後ろにずっといられて、
しかも髪持たれてたら落ち着かなくない?!
と思ったのは僕だけでしょうか。
普通の人がやったら、
その場で顔面に北斗百裂拳ぶちかまされても
文句は言えまい。

キャラクターでいうと、
隼人の元カノだった麻友の
イラつき度MAXさはちょっと推したい。
学校が違うのに、
たまたまキャンプの場所が同じだったことで、
隼人と再会。
つかさたちが海に行く計画を立てているところ、
「ヨリ戻したいから、あたしも誘って?」
とアウェーな中に入り込んでくる
我の強さに感心したわ(笑)

こういうラブコメって、
バトルモノと同じぐらいわかりやすさがあるから
嫌いじゃないんだよねー。
主人公に明確な目的があって、
それを邪魔するライバルがいるから、
対立構造を描きやすいし、
最後も勝利(成就)というハッピーエンドにしやすい。

でも、日本のラブコメって
いまだにキスを神格化しすぎている気がするんだよなー。
アメリカのラブコメだったら、
酒にハッパにファックにと、
キスどころじゃねーぞって(笑)

それにしても、浮所飛貴って平野紫耀と声似てない?w

映画「胸が鳴るのは君のせい」公式サイト

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