ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

低回転時の燃調とキャブレターの同調

2021年10月31日 13時18分00秒 | ヤマハ GX
最近少しずつ冬が近付いて来ました。
今日はせっかくの日曜日なのに午後から雨予報です(ToT)
少し早いですが、冬支度をします。
冬支度と言っても、GXの冬支度ですψ(`∇´)ψ
気温が低い日の始動性の向上とアイドリングの安定化が目的のメンテナンスです。
パイロットスクリューを調整するだけなので簡単です\(^o^)/
今回使う工具ですd( ̄  ̄)



そう、指です…( ̄∀ ̄)
工具ではありませんσ(^_^;)

早速取り掛かります。
アイドリングが一番高くなる様に左右のパイロットスクリューを回して調整すると、左右の戻し回転数に1/8回転程の差が出ましたΣ(゚д゚lll)
負圧に差があるのでしょうか?(•́ω•̀)?
ちょっと面倒ですが、久しぶりにキャブレターの同調を取りたいと思います。
という事で今度こそ工具を用意します。
今回使う工具ですd( ̄  ̄)



ヤマハ純正工具のCARBアングルドラライバーとバキュームゲージです。
2気筒エンジンだとCARBアングルドラライバーがあれば、フューエルタンクを取り付けたままキャブレターの左右の負圧調整が出来るのでとても便利です(^^)
バキュームゲージは6気筒まで測定出来ます。
なのでホンダのCBXでもヘッチャラです( ̄∀ ̄)
先ずはバキュームホースとブラインドキャップを取り外します。








次にインテークマニフォールドにバキュームゲージのホースを繋いだら、フューエルコックのレバーをプライマリに合わせます。



準備が整ったら…エンジン、スタートo(`ω´ )o
アイドリングが1,200r/minになっているか確認します。


アイドルスピードが確認出来たら、それぞれのシリンダーの負圧を確認します。

1番シリンダー

190mmHg

2番シリンダー

205mmHg

15mmHgも差がありますΣ(゚д゚lll)



サービスマニュアルには吸入負圧値差許容範囲は5mmHg以内とあります(-_-;)
道理でパイロットスクリューの戻し回転数に差が出る訳です。
前回のキャブレターの同調の後、キャブレターを何度か脱着しましたがそれが原因でしょうか?(•́ω•̀)?
ここでCARBアングルドラライバーの出番です。


ベベルギアではなく、面白い動きですo(^▽^)o
フューエルタンクとキャブレターの隙間からCARBアングルドラライバーを差し込んで同調用アジャストスクリューを回します。



1番シリンダー

220mmHg

2番シリンダー

220mmHg

同調が取れました(^^)
基準吸入負圧値も1,200r/minで180mmHg以上あるのでOKです(`_´)ゞ
バキュームホースとブラインドキャップを取り付けたら、忘れずにフューエルコックのレバーをONに戻します。
最後にパイロットスクリューを調整します。


パイロットスクリューを左右共に規定値の弩真ん中の1+1/4回転ずつに戻すと、一番アイドリングが高くなりました\(^o^)/
10分程の簡単なメンテナンスでしたが、これで冬も乗り越えられるでしょうd( ̄  ̄)