2011年4月17日(日)
図書館でやっと順番が回ってきた「フリーター、家を買う。」(有川 浩)を読んだ。
以前、テレビでやっていたのを1回だけ見たんだけれど、嵐の二宮君が主人公・武誠治を
やっていた。なんか、なよなよと頼りなさそうで、要領悪そうな感じが印象的だった。
あれは、地ではなく、演技だよね・・。
そもそも、「フリーターが家を買う」というテーマがすごく人目を惹く。
有り得なさそうだもの。ウィステもその一人です。
大卒後の就職先を3ヶ月で辞めて、だらだらしているうちに、バイトを転々とする
フリーターになってしまった誠治。実家にいれば、なんとなく現実を見ずに暮らしていけるので、
じりじりと社会的に沈んでいっても、態度は変わらない。
どこにでも居そうな男の子だ。そう、20代前半といっても、「男の子」って感じだよね。
長年、町内のイジメに耐えて家族を守ってきた母が、鬱病になってしまう。
その時、仕事の鬼と思っていたサラリーマンの父は、現実から逃げ回るイバリ屋なだけだった
と分かってしまう。
母という守る対象が出来て、ようやく誠治にも芯が通った感じだ。
母のために、この借り上げ社宅から出て、家を買いたいという目標が出来、そのためには、
ローンを組める正社員にならなくてはならない。
「フリーター、家を買う(ことを目標に、就活を頑張る)。」だね。
真剣に就活を始めるにあたって、サラリーマンである父に現実的アドバイスを貰う。
性格に問題があっても、やはり、社会と誠治を繋ぐ力をもっている父。
誠治と父の関係も変わっていく。
このアドバイス、就活中の人たちにとっても、有用な読み物になっているなあ。
そして、ついに誠治はバイト先の小さな土木会社に就職出来た。
元フリーターとなった誠治は、次の新人を募集するにあたっては的確に動ける。
かつての自分の思考回路が分かるから・・・ね。(^^;)
ここも、就活中の人は、要チェックだね。
だから、この本の読者ターゲットって、この辺りの層なんだろうな。
でも、ウィステたち、親世代にも、「立ち上がる」子世代の話は興味があったよ。
誠治に貯金が出来たことで、父を動かすことが出来、ついに新しい土地に家を買い、
引越しが出来た。
お金を貯める=そのお金を出す=本気度を示す・・ってことなんだなあ。
お母さんの病気が回復しますように・・・。
そうそう、結局、「(元)フリーター、(父親と親子ローンを組んで)家を買う。」
ってことだったけれど、ま、細かいことは気にしないと思えるような納得のエンディングだったわ。
ネットでは、作者の有川浩(←女性でした)さんを、ライトノベル作者と紹介している。
こういうのをライトノベルというのなら、今のウィステは、ライトノベルが気持ち的に楽で、
読みやすくていいなあ・・。(^^)
図書館でやっと順番が回ってきた「フリーター、家を買う。」(有川 浩)を読んだ。
以前、テレビでやっていたのを1回だけ見たんだけれど、嵐の二宮君が主人公・武誠治を
やっていた。なんか、なよなよと頼りなさそうで、要領悪そうな感じが印象的だった。
あれは、地ではなく、演技だよね・・。
そもそも、「フリーターが家を買う」というテーマがすごく人目を惹く。
有り得なさそうだもの。ウィステもその一人です。
大卒後の就職先を3ヶ月で辞めて、だらだらしているうちに、バイトを転々とする
フリーターになってしまった誠治。実家にいれば、なんとなく現実を見ずに暮らしていけるので、
じりじりと社会的に沈んでいっても、態度は変わらない。
どこにでも居そうな男の子だ。そう、20代前半といっても、「男の子」って感じだよね。
長年、町内のイジメに耐えて家族を守ってきた母が、鬱病になってしまう。
その時、仕事の鬼と思っていたサラリーマンの父は、現実から逃げ回るイバリ屋なだけだった
と分かってしまう。
母という守る対象が出来て、ようやく誠治にも芯が通った感じだ。
母のために、この借り上げ社宅から出て、家を買いたいという目標が出来、そのためには、
ローンを組める正社員にならなくてはならない。
「フリーター、家を買う(ことを目標に、就活を頑張る)。」だね。
真剣に就活を始めるにあたって、サラリーマンである父に現実的アドバイスを貰う。
性格に問題があっても、やはり、社会と誠治を繋ぐ力をもっている父。
誠治と父の関係も変わっていく。
このアドバイス、就活中の人たちにとっても、有用な読み物になっているなあ。
そして、ついに誠治はバイト先の小さな土木会社に就職出来た。
元フリーターとなった誠治は、次の新人を募集するにあたっては的確に動ける。
かつての自分の思考回路が分かるから・・・ね。(^^;)
ここも、就活中の人は、要チェックだね。
だから、この本の読者ターゲットって、この辺りの層なんだろうな。
でも、ウィステたち、親世代にも、「立ち上がる」子世代の話は興味があったよ。
誠治に貯金が出来たことで、父を動かすことが出来、ついに新しい土地に家を買い、
引越しが出来た。
お金を貯める=そのお金を出す=本気度を示す・・ってことなんだなあ。
お母さんの病気が回復しますように・・・。
そうそう、結局、「(元)フリーター、(父親と親子ローンを組んで)家を買う。」
ってことだったけれど、ま、細かいことは気にしないと思えるような納得のエンディングだったわ。
ネットでは、作者の有川浩(←女性でした)さんを、ライトノベル作者と紹介している。
こういうのをライトノベルというのなら、今のウィステは、ライトノベルが気持ち的に楽で、
読みやすくていいなあ・・。(^^)