美容院の噂話

２０１４年１０月１日（水）

今日もテレビでは御嶽山の噴火や捜索活動の様子をやっている。
サークルでも、
「観光登山って感じの山だったものねえ・・」「まさかねえ・・」
と、話題になった。
亡くなった方の多いこと。噴火で飛んできた噴石にやられた方が多いそうだ。
ウィステたちの年代の方たちも多く、退職後の楽しみだったんだろうなあ・・。
噴火って、テレビで見ていると、ガスのようだけれど、岩が飛んできたり、
有毒ガスが流れ出たり、現場は凄惨な物だったろう。

ただ、昨日の美容院で、（気分の良いことばかりではなく）
聞こえてきた大声の噂話が心に引っかかった。
「降りてきた人たちって、どうして、倒れていたり、亡くなった方を
連れて降りなかったんだろう？負ぶってくるなり、引きずって降りれば
いいじゃない。そうすれば、英雄だよね。自分だけ助かって・・」
いや、びっくりした。
下山できた方たちって、噴石が飛んでくる中、身一つで、命からがら山道を
降りてきただろうに・・。
東日本大震災のときにも、助かった人たちの言い伝えが、
「津波のときは、てんでんこ」・・・まず自分が助かれということだった。
そういう状況だったろうに・・。
それに、軽い怪我した人たちを守って下山したとも聞くし。

美容院って、リラックスして、軽いおしゃべりを美容師さんと楽しめるような
場所だから、その方も、本心をしゃべったんだろうなあ。
思ったり、話したりはその人の自由だけれど、その声は、ウィステというその場に
いた他人にはストレスだった。
でも、ウィステが、
「そんなんじゃないでしょう」と、声を上げなかったから、こっちの心に
トゲが残ってしまったんだ・・。

テレビで、下山した方が、亡くなった友人について、
「何もしてあげられなかった」
と、悔いていらっしゃる様子に、美容院でしゃべったようなことを思って
いる人たちもいるだろうけれど、そんな言葉をかけられませんようにと
願ったわ・・。