三度とか言わずに四度五度十度仏の顔は何度も見たい
雨ひかり雨ふることもふっていることも忘れてあなたはねむる
音が少し聞こえたほうが静かだと感じる。最初のうちは聞こえているがそのうち忘れる。確かに存在しているものを忘れること。忘れられる雨の側に立って作者は詠んだのだと思う。作者は歌集を通して常に弱者の側に立っている。
音が少し聞こえたほうが静かだと感じる。最初のうちは聞こえているがそのうち忘れる。確かに存在しているものを忘れること。忘れられる雨の側に立って作者は詠んだのだと思う。作者は歌集を通して常に弱者の側に立っている。