死の後の我が白骨に万葉集12/2877を刻んでくれよ
心地よいほうのからだを上下させ夜の肩甲骨の彫刻
音速はたいへんでしょう 音速でわざわざありがとう、断末魔
この二首に流れているのは痛みだろう。「ひとさらい」には確かに意味の分からない歌や言葉遊び的な歌が多い。しかし、境涯詠と思われる歌もある。ただ声高ではない。どこか冷静に自らを見詰めている。その視点が作者の歌を強く優しくするのだろう。
音速はたいへんでしょう 音速でわざわざありがとう、断末魔
この二首に流れているのは痛みだろう。「ひとさらい」には確かに意味の分からない歌や言葉遊び的な歌が多い。しかし、境涯詠と思われる歌もある。ただ声高ではない。どこか冷静に自らを見詰めている。その視点が作者の歌を強く優しくするのだろう。