ぶらつくらずべりい

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真弓「灰色の鯉」斎藤典子

2010-10-07 05:53:53 | クンストカンマー(美術収集室)
オホーツクの氷送られて欣喜する海獺ほどの心のありや

欣喜(きんき)と海獺(ラッコ)となかなか読むことの難しい漢字が並ぶ。海獺は海面や海中を踊るように回る。言われてみれば全身で嬉しそうだ。そんな心があるかと言われれば最近ないような。(全身で表現するという意味では)