【火曜日【禍】壇】 歴史は、へ、に、を、13。矢嶋博士 2010-10-24 05:16:43 | 平成22年短歌人誌より 二ヶ月ぶりの五分の会ひに、永遠。を見つむ濃度に見合へば足りる この一首。いつもそうだが思いが凝縮されている。だからこそ願いや祈りにも感じる。五分と永遠。長ければいいというものではないが、あまりに短い。 その母と十五歳の兄待つゆえは五分を会ひ相ひて持たしかへしぬ
真弓「バターの塊」斎藤典子 2010-10-24 05:16:13 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 ああやはり許してはゐないそのひとの弱さゆゑのやさしさあるを 弱さは優しさと勘違いされやすい。弱さは優しさではない。だからこそ許せないのだ。けれど、作者は一度許そうとしている。それは作者の優しさだろう。